近くで見ても遠くで見ても、「パフォーマンスアップ」な広告

近くで見ても遠くで見ても、「パフォーマンスアップ」な広告 画像元:https://www.advertimes.com/20220208/article376349/

日ごろ、どれくらいの人が集中して広告を見ているだろう。

ひとつの景色として見ている人。デザインを見ている人。キャッチコピーを読んでいる人。広告の内容をじっくりと呼んでいる人。…

広告への接し方は人それぞれだということが分かる。

日本経済新聞社が日経電子版のプロモーションで展開した交通広告は、そのいずれの内容もカバーする広告となった。

読むと「パフォーマンス」アップ??

日本経済新聞社は年末年始にかけて主要駅で交通広告を展開した。

「初割」のキャンペーンとして、“パフォーマンスを上げるためのルーティン”のサービスの魅力を訴求。

その広告がこちら。

【画像参照】https://www.advertimes.com/20220208/article376349/

遠くで見ると「パフォーマンスルーティン」、近くで見ると「パフォーマンスアップの情報」が書かれている。

ルーティン化させることで、ユーザーのニーズを拡大させることができる日経電子版ならではの訴求の仕方となった。

新年になにか新しいルーティンをはじめようと思っている人の心にスっと入ってくるような広告は、年末年始の広告展開にはふさわしい。

広い主要駅の交通広告だからこそ

ひと通りの多い主要駅の交通広告だからこそ、デザインとしてもメッセージとしても発信できる作品となった。

これが仮に狭い空間であれば、広告物を俯瞰的に見ることができず本当に伝えたいメッセージが伝わらなかったかもしれない。

日経電子版は、同タイミングに渋谷駅で「閉じてく自分を、広げ続ける」というコピーでU23割のシート広告も展開。

【画像参照】https://space-media.jp/news/detail/3268/

若者のビジュアルと、尖ったキャッチコピーと文章が渋谷駅の広告枠を埋めた。

若者が多い渋谷駅だからこそ、発信力を持つ広告となり、つい立ち止まって目をやった若者も多いに違いない。

広告自体もTPOを意識した展開が功を奏する時代に突入している。

「空きスペース」を「広告収入」に!

マチスペ(MACHISUPE)「空きスペース」を「広告枠」に
マチスペ(MACHISUPE)
マチスペは、店舗・商業施設・イベント会場などのちょっとした「空きスペース」を「広告枠」として手軽に貸し出して広告収入が得られるサービスです。
machisupe.com
記事を書いた人
hagiyuka39
住むところは中国地方や関西など、全国各地を転々と暮らすWebライター。温泉メディア、女性メディアなどで執筆中。特技はマラソンでフルマラソン3時間ギリの記録をもつ

「国内の広告」 の記事

国内の広告
「記憶に残った広告」プロ野球中継 vs パワプロ…?
国内の広告

「記憶に残った広告」プロ野球中継 vs パワプロ…?

性別や年齢、場所、さらにはハンディキャップの有無を問わないスポーツとしてe-Sportsが注目されている。 今では高校生を対象としたe-Sports甲子園が開催されたり、地方大会や全国大会なども数多く開催されているレ...
一時閉店する三省堂神保町本店の「しおり広告」に秘められた意味とは?
国内の広告

一時閉店する三省堂神保町本店の「しおり広告」に秘められた意味とは?

2022年5月8日、神田神保町で141年にわたって店を構えてきた三省堂書店神保町本店が一時閉店の日を迎えた。それに伴い壁面に掲げられたのは「いったん、しおりを挟みます。」とのメッセージが記されたしおり広告。はたしてど...
明治R-1の受験生応援広告 今年も話題に。
国内の広告

明治R-1の受験生応援広告 今年も話題に。

昨年、“受験生あるある”を切り口とした受験生応援広告が話題になったことを覚えている人も多いだろう。 渋谷駅前に大きく掲出された「墾田永年私財法」の文字は、インパクトの大きさやメディアに多数映り込んだことからも話題を集...