HubSpotとは、アメリカに本社を構えるHubSpot社が提供しているマーケティングプラットフォームを指します。
企業側から積極的に営業を行う「アウトバウント型」ではなく、顧客の自発的な行動を利益につなげる「インバウンド型」の手法を推奨しており、顧客との関係構築に関するさまざまな機能を搭載しています。
HubSpotの4つの基本ツール
1.Marketing Hub
Marketing Hubは、マーケティングに必要なツールやデータを1つのプラットフォームに集約。LPやフォームの作成、SEO、広告のトラッキング、ソーシャルメディア管理などのリード獲得から分析、データの統合までを行えます。
一元化によって時間を短縮でき、顧客1人ひとりへのきめ細かい対応が可能となります。自社のサービスをよりユーザーに対してアピールすることができます。
2.Sales Hub
営業チーム内の情報共有や、さまざまな業務上のプロセスに必要な機能が集約されたツールが「Sales Hub」です。コールやメールのトラッキング、セールスオートメーション、ウェブチャット、ダッシュボード機能など、セールスを促進させる機能を豊富に搭載しています。
営業チーム内の情報連携をめぐる齟齬、業務の停滞を防ぐための営業支援CRMです。
3.Service Hub
顧客データとコミュニケーションチャネルを一元的に管理するツールです。
チームでの対応管理、ヘルプデスクとチケット管理の自動化、顧客の詳細情報や履歴を自動で追跡などができます。顧客との即時、常時の対応やサポート依頼に応じるための、自動化、セルフサービス機能によってカスタマーサービスの進化をはかることができます。
4.CMS Hub
CMS(コンテンツマネジメントシステム)によって、ウェブサイトの運用や開発が効率化できます。
CMS Hubは、直感的な操作とSEO対策、CRM機能、多言語コンテンツの制作など、WEBサイトの作成や編集、集客をより効率化させます。開発者も柔軟なテーマ設計、コンテンツの構造化ができるので、運用がしやすいツールです。
これらの4つのツールは単独での使用も、複数を組み合わせて活用することも両方が可能です。
まとめ
HubSpotには機能が豊富にありますが、ツールの導入は自社の業務効率のアップが目的です。いくら優れたツールであっても、自社に合っていなければ、むしろ業務の改善どころか改悪になることもあります。メリットとデメリットを見極めることが大切です。