アーリーマジョリティとは、イノベーター理論の5グループのうち、3番目に新商品を購入するグループを指します。
新商品やサービスを購買、購入する際に、2番目のアーリーアダプターはこれまでになかった価値や利便性を求め、重視しますが、3番目のアーリーマジョリティの場合、実用性を重視する傾向があります。
アーリーマジョリティは5つのグループの分類の中では真ん中、平均的な位置ですが、どちらかといえば比較的早い段階で新しい商品やサービスを受け入れるグループでもあります。
そして、アーリーマジョリティは市場全体の34%を占めているため、この層、グループを獲得できるかどうかで新商品や新サービスの成功がかかってくるとも考えられます。
2番目のグループ、アーリーアダプターと4番目のグループ、レイトマジョリティをつなぐ、橋渡し的な位置づけでもあることから、ブリッジピープルと呼ばれることもあります。
新商品、サービスがリリースされれば、最初に1番目のグループ、イノベーターが購入し、それを経て、2番目のグループ、アーリーアダプターが購入するに至ります。
そして、2番目のアーリーアダプターが新商品を受容した後にアーリーマジョリティ(ブリッジピープル)にまで新商品が浸透すれば、アーリーマジョリティが次のレイトマジョリティへの橋渡しにもなりますので、普及率は一気に伸びると言われています。
1番目のイノベーターとアーリーアダプターが市場全体に占める割合が16%とされているので、新商品やサービスが成功するかどうかはこの16%を突破し、アーリーマジョリティまで浸透させることができるかが境界線とされています。
まとめ
新商品や新サービスの成功のためには、イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガード、5つのグループの意味をしっかりと理解することが重要です。
特にアーリーマジョリティは、市場全体の最も大きな割合を占めており、アーリーマジョリティに浸透できるかが新商品や新サービスの成功に非常に大きな決め手となります。