空きスペースで収益をあげよう!
貸し部屋事業の始め方やメリット・デメリットを解説

空きスペースで収益をあげよう!貸し部屋事業の始め方やメリット・デメリットを解説

オフィスや事務所の空きスペースを活用して、収益を上げられることをご存じだろうか。シェアリングエコノミーが普及してきた今、空スペースをレンタルし、賃料を稼ぐサービスが普及している。

「レンタル事務所」というと、綺麗な部屋を丸ごと貸し出すイメージがあるかもしれない。しかし、最近では「個人宅の押し入れ」を貸し出すサービスも登場している。門戸は広い。

もともと借りている部屋だから、原価もかからない。すぐに事業を始められるのも人気なポイントだ。
そこで今回は、空きスペースで収益をあげる方法についてご紹介する。

空きスペースで収益をあげるマッチングサービスとは?

余っているスペースを貸し出したい人と、使いたい人のマッチングサービスがある。

空きスペースの所有者は部屋のレンタル料をもらえて、借りた側は長期間の契約をしなくてよく、使いたいときだけ気軽に契約できる。お互いwin-winで使えるのが魅力だ。

貸し出しは1時間単位で行っていることが多く、ピンポイントで使える。ミーティングの会場にしたり、友人のパーティーのために3時間だけ借りる……といった方法まで、用途はさまざまだ。

貸し出せるのは、オフィスのような綺麗な空間だけではない。自宅の駐車場や、店舗内のわずかなスペースまで、ありとあらゆる空間をシェアできる。

契約手続きも簡単だ。空きスペースのマッチングサービスでは独自の予約システムが用意されている。決済システムも組み込まれているため、金銭のトラブルも発生しにくい。

持っている土地・部屋がお金を生み出すようになれば、収益の心強い味方になる。事業を始めるのに大胆な資金投資が必要ないところも大きなメリットだ。

空きスペースを貸し出すメリット

メリットは大きく3つある。

1つは収益性が非常に高いことだ。

まず、原価がほとんどかからない。サービスの利用料はほとんどが0円で、レンタルの契約が成立した場合のみ、手数料が発生する形が多い。基本的には、赤字になることがない。

原価がかからないから、利益率も高くなる。

単価は地域と部屋の形式で異なるが、東京周辺でレンタルオフィスとして貸し出すなら、1時間1,500円前後が相場だ。「いつもは収益が上がらない部屋からお金が発生する」のだから、決して小さくはない収益である。

2つ目のメリットは、貸し出した空きスペースが本業の集客につながる可能性があることだ。

例えば、閉店後の飲食店をパーティー会場として貸し出すなら、普段集客できないユーザーが足を運んでくれることもある。店内に小さなポップを置いておく、などの工夫をすれば、本業への集客も可能だ。

3つ目のメリットは、築年数が重要視されないところだ。

賃貸アパートのように長期間借りるわけではないので、築40、50年といった物件でも問題なく収益をあげられる。

他にも、他の不動産より価格変更が簡単といった利点もある。総じて、元手不要で手軽に始めやすいところに注目だ。

空きスペースを貸し出すデメリット

もちろんレンタルスペースにもデメリットがある。2つご紹介しよう。

1つ目は収入が不安定なところだ。

季節によって繁忙期/閑散期があり、収入に波が生まれる。12月はクリスマス・忘年会で忙しい。5月のような連休が多い月も忙しくなる。しかし、年によっては売上が伸びないこともある。新しいサービスなので、先が読みにくい。

2つ目のデメリットは、レンタルの稼働数があがるほど、清掃や設備の更新などで手間がかかるところだ。

利用者が増えるほど、掃除の回数が増える。椅子やテーブルなどの備品も消耗する。当然、注文が入っているので赤字になることはないだろうが、気をかける時間は増えることになるだろう。

空きスペースを貸し出すと収益はどれくらい?

仮想の単価をもとに、収益をシミュレーションした。

【レンタルオフィスの場合(一例)】

  • 単価:1時間1,500円
  • 週に8時間貸し出し
  • 収益:1ヶ月(4週間)で48,000円

【飲食店の場合(一例)】

  • 単価:1時間10,000円
  • 週に2時間貸し出し
  • 収益:1ヶ月(4週間)で80,000円

実際には、手数料が数%発生するため、もう少し収益は下がる。また、空きスペースの単価は地域や部屋の形式で変わる。上手くいけば上記のような収益を生む、という一例としてご参考いただければ幸いだ。

収益を上げられる空きスペースの種類

綺麗なオフィスでなくても、貸し出しが可能だ。

最近では「個人宅の押し入れ」を貸し出すサービスもあり、さまざまな空きスペースで収益をあげられる。個人/法人関係なく貸し出せるサービスも増えているため、賃貸住宅を借りている人も、ぜひ検討してみていただきたい。

以下では、貸し出せる代表的な空きスペースの種類をご紹介する。

会議室

「レンタルオフィス」として空きスペース活用サービスの代名詞となりつつある。

代表的なのは打合せ等で使う会議室の貸し出しだが、他にもポップアップストア(数日〜数週間程度の期間限定で出店するお店)だけに用いるレンタルオフィスもある。

運用を丸ごと代行するサービスも登場してきた。部屋にコンセプトをもたせ、内装を綺麗に整え、集客を安定させてくれる。

貸し出しはおおむね1時間単位で行われ、貸し出す時間も部屋の所有者側が自由に決められる。「この日は自社で使うからレンタルしたくない」という場合にはシステム上のカレンダーに入力してしまえば、レンタルできないように設定変更可能だ。

飲食店・サロン等の実店舗

飲食店の貸し出しでは、パーティー会場として貸切として貸し出すタイプが多い。最近では、飲食店のキッチンを貸し出して、独立開業を体験してみるサービスもと登場してきた。

サロンなどの美容系レンタルオフィスもう少しずつ普及が進んでいる。サロンの1室を丸ごと貸し出すことで、初期投資なしに開業できるのだ。貸し出す側は、予約が埋まっていない日の収入減少対策にもなるだろう。

同じ店舗でも、使い道が増えれば収益も増える。ぜひ活用して行きたいところである。

押し入れなど個人宅の空きスペース

例えば、押し入れ、部屋の一角、小さ飲食店にあるわずかの空きスペース……でも貸し出し可能だ。

具体的には、荷物を預かるサービスとして自分の空きスペースを登録することになる。引っ越しで1時的に荷物を預かって欲しい人や、自宅に収納スペースがないので代わりに預かって欲しい人と、あなたの空きスペースをマッチングさせる。

他にも、自宅の駐車場をレンタルスペースとして貸し出すサービスも増えている。

こういった個人で利用することを想定しているレンタルサービスは、法人格を持っていなくても利用が可能だ。副業としても注目したい。

空きスペースで収益をあげるマッチングサービス

空きスペースで収益をあげたい方に、オススメのマッチングサービスを3つご紹介する

SPACEMARKET(スペースマーケット)

画像引用:https://www.spacemarket.com

業界の中でも非常に大きな知名度を誇るSPACEMARKET。スタジオ、カフェ、会議室、古民家、学校など、ありとあらゆる空きスペースで収益をあげられる。

人気のサービスなので、集客力も安定している。人の多い場所で宣伝するのが集客の第1。空きスペースで収益をあげたいかたは、まずSPACEMARKETから始めてみるのもオススメだ。

レンタルスペースでやってみたいを叶えよう - スペースマーケット
レンタルスペースでやってみたいを叶えよう – スペースマーケット
イベントスペース、貸し会議室、撮影スタジオなどさまざまなタイプのスペースを19,000件以上掲載。会議・撮影・デート・料理・ゲームなどお好みの使い方で。
www.spacemarket.com

SHOPCOUNTER(ショップカウンター)

画像引用:https://shopcounter.jp

SHOPCOUNTERはポップアップストアの用途のみに限定して、レンタルオフィスをマッチングさせるサービスだ。登録は個人でも法人でも受け付けている。

貸したオフィスは、必ずポップアップストアとして利用される。普段人が集まらないようなオフィスでも、本業の宣伝ができるのだ。

ポップアップストアという性質上、数日〜数週間の利用となる。1回で数万〜数十万円の売上がまとめて入るのも嬉しい。商業施設の一角や、オフィスビル、路面店などの登録も可能だ。

ポップアップやイベントスペースの予約なら|ショップカウンター
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ポップアップストアや展示会、催事、物販におすすめのイベントスペースやレンタルスペースを予算やエリア、特徴などで簡単検索。短期貸し店舗や催事場にも出店いただけます。
shopcounter.jp

MonooQ(モノオク)

MonooQ
画像引用:https://monooq.com

MonooQは、個人向けの荷物預かりサービスだ。押し入れや部屋の隅、クローゼットなどの空きスペースを登録して、そこにマッチングした人の荷物を預かる。

預かった荷物には保険がかかるので、万一破損してしまった場合も安心だ。スマートフォンからも使いやすいサービスなので、気軽に始めやすい。

どんなスペースが登録されているか、ぜひ一度サイト内を覗いてみよう。

モノオク|荷物の困ったを解決する、あたらしい物置きのかたち
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モノオクは荷物の置き場所に困っている人と余ったスペースをレンタル収納・物置として活用したい人をつなぐ、物置きシェアサービスです。利用シーンは引っ越し・リフォーム・出張・転勤・留学など。トランクルームを使う様に、気軽に荷物を預けるためのあたらしい仕組みです。
monooq.com

上記で紹介した3つのサービス以外にも、さまざまな個性を持ったサービスが開発されている。当サイトでは空きスペースマッチングサービスを「12個」まとめて紹介している記事もあるので、気になる方はぜひそちらもご覧いただきたい。

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小さな空きスペースを活用して、副収入をあげるサービスをご存じだろうか。法人から個人まで、本当に小さいスペースからレンタルでき、継続した副収入に繋がる。この記事では、おすすめの空きスペース活用サービスを12選ご紹介する。
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さらなる売上を。空きスペースの収益を増やす方法

どうせ空きスペースを貸し出すなら、できるだけ多い売上が欲しいところだ。

そこでこの章では、空きスペースが生み出す収益を増やす方法についてご紹介する。

集客を安定させて、空きスペースの収益増加

1つ目の方法は集客を安定させることだ。
売り上げを安定してあげるには、集客が最も重要な部分になる。

集客を安定させるには、複数のサービスに同じ部屋を登録することが第1歩だ。

予約がバッティングする可能性もあるが、最近はその対策としてGoogleカレンダーの予定を読取り、すでに予定が入っている時間帯は予約できないようにするシステムも増えてきた。

また、リピート利用を促すことも重要だ。次回来店時に使えるクーポン券を渡し、価格面で訴求するのもありだ。そこまでせずに、利用者への小さな気遣い1つでもリピート率上がっていく。

単価をあげて、空きスペースの収益増加

2つ目は単価を上げること。

少しずつ便利な備品を増やしたり、ユーザーにとって付加価値のあるようなコンセプトに寄せたりしていき、時間単価をあげよう。

幸いにも、レンタルオフィスは単価を変更しやすい。賃貸アパートのように長期間の貸し出しにならず、1時間単位の貸し出しがメインだからだ。

周辺の相場も定期的に確認しておこう。自分の貸し出す空きスペースが他と比べてどう見えるのか客観視することで、ユーザーのニーズに気づきやすくなる。周辺地域にないサービスを作れれば、単価もあげやすい。

本業への導線を作り、収益増加

3つ目は、空きスペースの利用から、本業へ誘導できるように仕掛けることだ。

【仕掛けの一例】

  • レンタルスペースに小さなポップを置く
  • ポスター/チラシを作ってみる
  • クーポン券を配る
  • 紹介カードを配る

やはり本業で集客をあげるのが1番だ。空きスペースの貸し出しは補助役として、上手に活用していきたい。

まとめ

空きスペースで収益をあげるサービスや、売上を増やす方法をご紹介した。

オフィスだけでなく、飲食店や個人宅でも登録が可能なので、気になる方はぜひ利用してみよう。最初のうちは設備投資をせず、綺麗に掃除した程度で十分だ。原価をかけずに、収入の柱を増やしていこう。

「空きスペース」を「広告収入」に!

マチスペ(MACHISUPE)
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マチスペは、店舗・商業施設・イベント会場などのちょっとした「空きスペース」を「広告枠」として手軽に貸し出して広告収入が得られるサービスです。
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記事を書いた人
inouegaku01
ガクマーケティング代表、olbb株式会社 取締役。元公務員のフリーライターです。公務員時代は道路を作っていましたが、ふと始めたブログが面白くてマーケティング事業会社に転職。その後ライターとして独立し、コンテンツディレクターや、メディアの新規立ち上げのコンサルもしています。

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