2021年10月21日(木)、東京都は新宿と池袋の大型ビジョンに、Pontaポイントでおなじみのポンタが登場した。
注目したいのは、ポンタが通行人とリアルタイムでコミュニケーションする「ライブ配信」であることだ。
今回はPontaポイントを運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングと株式会社電通が協力して実施された「ポンタが街にやってきた」キャンペーンについてご紹介しよう。
日本初のデジタルサイネージ×ライブ配信
まずは実際に、ポンタが手を振ってコミュニケーションしている様子をご覧いただきたい。
表情が豊かで、手の動きも表現されているのが驚きだ。もっと見たい人は、Twitterで「#ポンタが街にやってきた」で検索してみよう。
気になるのが、本当に「リアルタイム」なのか、という点だ。これについては、言葉通り「リアルタイム」でコミュニケーションをしている。
この技術は株式会社電通と株式会社エジェが開発・運用している「キャラトーカー」を利用している。カメラの映像からフェイストラッキングで演者の動きを読み取り、3Dアニメーションに変換、即座にデジタルサイネージに表示している。
おそらく、デジタルサイネージの近くに通行人の様子を確認できるカメラが設置されており、演者はそれを見ながら通行人とコミュニケーションをとっているのだと思われる。まさに最先端だ。
iPhoneで「キャラトーカー」無料体験版も
今回のキャンペーンで使われた「キャラトーカー」については、AppleStoreで無料体験版が公開されている。(2022年4月28日現在)
操作も簡単で、すぐに3Dアバターを動かせる。フェイストラッキングの精度や、表情の豊かさをぜひご体験いただきたい。
今後、3Dアバターを使ったコミュニケーションはさらに発展していくだろう。「#ポンタが街にやってきた」のようなデジタルサイネージだけでなく、オンライン会議や商品販売のプレゼンテーターとしても活用が期待される。