交通広告では、いかにインパクトがあり見る人の印象に残るかが重要で、その工夫の仕方も十人十色だ。
「アンメルツ」と言えば「ヨコヨコ」。CMの影響で、この2つのワードが対で脳内にインプットされている人も多いはずだ。
そんな、小林製薬のアンメルツがコラボで展開した交通広告が話題となった。
ヨコヨコ交通広告
小林製薬の販売している「アンメルツ」の中でも主力製品である「アンメルツヨコヨコA」と、カプコンの「ストリートファイターⅡ」をかけたコラボ広告が、JR東日本の秋葉原駅で展開された。
広告には、ゲーム内に登場する“ヨコヨコ”の操作(←→)で必殺技を繰り広げる4人のキャラクターが描かれた。
広告を見ると、ついゲームの操作を無意識にも手元でしたくなるようなそんなビジュアルとなった。
商品パッケージにもコラボ限定デザイン
アンメルツの商品にも、限定でオリジナルコラボパッケージを展開した。
全部で4種類あるパッケージは、ゲームの世界観を活かしたバトルシーンが描かれた躍動感のあるデザインとなっている。
それぞれのペアが存在しているので、それら2つを並べることでゲーム上の対戦シーンの再現も可能。
ストリートファイターⅡファンは、肩が痛くないにしても手にしたいに違いない。
時代を超えて知ってもらうということ
ストリートファイターⅡは90年代初めに熱狂したゲーム。
現代の若者の間では、eスポーツゲームなどが主流になっているので、なかなかストリートファイターの認知も乏しいだろう。
そんな層にも「『アンメルツ』を知ってもらい、肩こりに伴う痛みなどへの対策のきっかけに」ということを目的とした今回の交通広告。
インパクトの大きさと、認知の広がりやすいゲームをフックにすることで、過去現在に限らず時代を超えた幅広い層へのアプローチを果たした。