2022年6月8日~14日までの約1週間、アーティストであり音楽プロデューサーでもあるSKY-HI(日高光啓)のマネジメント&レーベルBMSGが「新章突入」とだけ書かれた屋外広告を渋谷に展開し、大きな話題を集めた。
はたしてそこにはどのような意図が秘められていたのだろうか。今回は渋谷をジャックした広告の謎に迫る。
BMSGが渋谷をジャック!
BMSGは2020年9月に設立されたレーベル。「才能を殺さないために。」をスローガンに掲げ、「音楽で食べていけるまでの道筋、そして売れたあとの道筋」や「アーティストとの対等な契約」など、アーティストが自分の才能を開花させられる環境づくりをモットーとしている。
BMSG所属のアーティストとしては、オーディションを通じて誕生した7人組ダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」の活躍が記憶に新しいところだ。
今回、BMSGが渋谷で展開した「新章突入」なる屋外広告は全11種類におよぶ。そこにはそれぞれ異なるハッシュタグが記載されており、ファンの間では何かしらのメッセージが秘められているのではないかと話題を集めた。
「新章突入」広告に秘められた意図は?
じつは、この広告は「点」で見るだけでは解読できないようになっている。それを示唆するかのように、公式のTwitterにも「俯瞰してわかることがある。」「点と点が、線になる。」という言葉とともに、広告が掲載された場所を示した地図の画像が添付された。
そして6月12日の夜、ついに謎が解明される。なんと広告が掲載された場所を地図上で結ぶと、そこに現われたには「917」という数字。
そして渋谷をジャックした広告が、9月17日におこなわれるフェスの告知であることが新かとなったのだ。
商品の特徴や発売日などの情報が記載されるのが当たり前の広告にあって、今回の謎掛け広告はファンの間でも大きな反響を呼び、「#BMSG新章突入」がTwitterのトレンド1位を記録するほどだった。
「点」ではなく「線」で展開することで1つのメッセージを伝える今回の広告は、屋外広告としての新しい形、可能性を示唆しているといえるのではないだろうか。