バーチャル広告で私たちの
「明日なに買おう?」が左右される世界とは

バーチャル広告で私たちの「明日なに買おう?」が左右される世界とは 画像元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000489.000008062.html

田舎で生まれ育った私は、当時テレビのニュースやバラエティで紹介されるお店や限定商品はどれも異世界のモノだと思っていた。

「あ~あの施設の中はどうなってるんだろ?」「あの商品って一番近くでどこで買えるんかな」そんな風に指をくわえて生きてきた身からすると、5GやIoTが普及しはじめ仮想空間を第二の生活空間にすることを目指している昨今は夢の様だ。

あそこもここも仮想空間に

<画像引用>バーチャル伊勢丹で広告掲出の実験へ 博報堂系 | AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議

『メタバース(仮想空間)』がトレンド入りし始めているように、今や多くの施設が仮想空間の展開に舵をきりはじめている。

三越伊勢丹も「REV WORLDS」という仮想空間を展開していて、スマートフォンアプリからログインすると伊勢丹新宿本店と新宿アルタの施設を一部垣間見える仕組みになっている。

おもしろいのが、自分自身をアバターとして設定することで施設の中で販売されているコスメや雑貨などを商品として購入できるところだ。

仮想空間にしかない売場もあるので、仮想空間ならではのリアリティ溢れるショッピングを堪能することができるのも醍醐味のひとつと言える。

アプリ内では、チャット機能でユーザー同士会話もすることができるので、コミュニケーション的な側面も欠かしていない。

バーチャル伊勢丹で広告体験。一体どこまで効果があるのか?

<画像引用>https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000489.000008062.html

博報堂はこのバーチャル伊勢丹内での広告掲出の実験をおこなうことを発表している。

現実でも商業施設に多く導入されているサイネージを設計することで、受容性検証をおこなう。

それだけではなく、イベントブースを展開したりブランド体験ができるものから、パビリオンの設計なども検討している。

まさにリアルの商業施設でも、広告的視認性の高さが期待できるものや、体験価値を販促につなげやすいものが広告掲出の実験となっているので、バーチャル空間でも同等の消費者への販促効果が期待できると感じるが一体どうなのだろう?

実験結果が非常に楽しみな施策である。

バーチャル広告が「明日何買おう」を支配する世界

メタバースを活用したプロモーションは、近年より活発化されている。

「東京ゲームショー」でも仮想空間の会場で広告を展開しているし、過去にも日産自動車が新型車の疑似試乗ができるプロモーションを仮想空間で実施した。

想像してみて欲しい。

何となく揺られる電車の中や、いつかの耳に残っている動画中のCM広告をふと思い出してWebで検索したりお店で探して購入をした経験はないだろうか。

そんな広告接点のひとつとして、仮想空間内のバーチャル広告も私たちの「明日何買おう?」に関与する世界がまもなく訪れようとしている。

「空きスペース」を「広告収入」に!

マチスペ(MACHISUPE)「空きスペース」を「広告枠」に
マチスペ(MACHISUPE)
マチスペは、店舗・商業施設・イベント会場などのちょっとした「空きスペース」を「広告枠」として手軽に貸し出して広告収入が得られるサービスです。
machisupe.com
記事を書いた人
hagiyuka39
住むところは中国地方や関西など、全国各地を転々と暮らすWebライター。温泉メディア、女性メディアなどで執筆中。特技はマラソンでフルマラソン3時間ギリの記録をもつ

「国内の広告」 の記事

国内の広告
「紙パック転職大作戦」明治おいしい牛乳が展開した粋なリサイクル広告
国内の広告

「紙パック転職大作戦」明治おいしい牛乳が展開した粋なリサイクル広告

近年リサイクル素材を使った広告制作の取り組みが広がっている。 廃棄となったポスターを再利用したOOHを見かけたことがあるが、廃棄野菜を使ったOOHも過去の事例としてはあるらしい。 今回は、「明治おいしい牛乳」の紙パッ...
12月公開の『THE FIRST SLAM DUNK』 ファンを沸かす広告は展開されるのか?
国内の広告

12月公開の『THE FIRST SLAM DUNK』 ファンを沸かす広告は展開されるのか?

好きなマンガやアニメの広告を見かけると胸が高まる。 通勤ルートで発見した日は、その日が1日ハッピーに過ごすことができる。そんなことは単純すぎるかもしれないが、あながち間違ってもいない。 世の中に「バスケブーム」を引き...
街を元気にさせる!シャッター広告の事例まとめ
国内の広告

街を元気にさせる!シャッター広告の事例まとめ

軒を連ねる店舗は閉店後にはシャッターを閉めて裏の顔を見せる。 その様子はどこか無機質で寂しそうな印象を与えかねないのだが、面が広いだけあり使い方次第ではインパクトの大きな広告面として活用できるメリットもある。 そうし...