毎年癖の強い広告を展開して話題を集めているKINCHO。今年は日を追うごとにサイズが小さくなっていく新聞広告が大きな反響を呼んだ。今回はだんだん小さくなるKINCHOの新聞広告をご紹介する。
小さくなりすぎて逆にツッコミが入る新聞広告
話題の新聞広告が出稿されたのは、2022年6月10日から12日までの3日間。新商品「防カビムエンダー」を宣伝するためのものだ。
ところが、サイズ感がどことなくおかしい。
まずは初日の広告を見てみよう。
新聞1ページを丸ごと使用した全面広告(15段)だ。紙面の中央に新商品の画像とロゴ。そして左上には「お風呂の防カビムエンダ―を知ってもらうだけのために、こんな全面広告する必要あるんか。三分の一くらいのスペースでええんとちゃうか」「明日、やってみます」と掛け合いのようなコピーが掲載されている。
これを受けて翌日に展開された広告が、以下のものだ。
広告サイズは15段から5段に縮小されているが、それでも「もっと小さくてもええんとちゃうか」とさらに広告枠を小さくするよう指摘が入る。
そして3日目には、ついに小さな突き出し広告となった。
しかし「いくらなんでも小さすぎる でっかくしてくれ」とのコピーが。まるで漫才なような掛け合いに、ネット上では「面白い」との声が集まった。
二次元コードに秘められたある仕掛けとは?
じつは新聞広告はこれで終わりではない。新聞広告に掲載されている二次元コードを読み取ると、なんとWebサイト上で30段広告を見られる仕様になっているのだ。
とくに日本経済新聞に掲載された二次元コードには、広告のARが飛び出す仕掛けが施されている。スマートフォンを動かして裏面を見ようとすると、そこには「ここまで来るとは・・・・・・」とのメッセージが。
KINCHOはテレビCMをはじめ、例年インパクトのある面白い広告を発表することで大きな話題を呼んでいる。来年はいったいどのような広告が展開されるのか。人々の記憶に残るKINCHOの広告には今後も要注目だ。