電車を丸ごとジャックでインパクト大!
「ちゅ〜る ちゅ〜るトレイン」運行

電車を丸ごとジャックでインパクト大!「ちゅ〜る ちゅ〜るトレイン」運行 画像元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000058165.html

日本人は記念日をつけたがる。

「記念日協会」なるものが存在するとおり、商品においても文化においても、記念日と結びつけることでブランディング価値が向上するということはよく知られている手法だ。

2022年、誰もが「あ、」と思う特別な日を迎えた。

2022年2月22日はニャンニャンニャンの日

2022年2月22日は2が6つも揃うということで、「猫の日」「ニャンニャンニャンの日」として、SNSなどさまざまなメディアで話題を呼んだ。

これを逃すとまた200年後になってしまうという危機感からも、多くの人がこのニャンニャンニャンの日の2022年2月22日22時22分22秒を待ちかまえていたに違いない。

何の前触れもなかった割には、インパクトのある1日となった。

CIAOちゅ〜る10周年企画‟ちゅ〜る ちゅ〜るトレイン”

画像:https://www.bcnretail.com/market/detail/20220222_267229.html

この日に合わせて話題の広告となったのが、いなば食品株式会社の猫用おやつ「CIAOちゅ〜る」の広告。

発売10周年を記念して、2月20日から1ヶ月間東京メトロ銀座線と丸ノ内線でラッピング車両「ちゅ〜る ちゅ〜るトレイン」の運行を始めた。

「ちゅ〜る ちゅ〜るトレイン」に登場する猫ちゃんたちはこれまでのCMに出演した猫ちゃんばかりで延べ10万匹にも。愛くるしい表情がたまらない。

車体の外観はもちろん、中吊りから窓上ステッカー、額面やつり革、ドア下からフロアまで全てを含めた部分を猫ちゃんたちで埋め尽くした。

10周年の限定感と、インパクトのある広告ジャックはニャンニャンニャンの日と同様に話題を呼んだ。

電車を“ジャックする”ということ

朝の早いタイミングでこの電車に乗った私は、あまりの派手なデザインとインパクトと猫の多さに頭がクラっとしたが、同時にあのCIAOちゅ~るの歌をつい口ずさみたくなってしまった。

私もすっかりいなば食品の手法にひっかかってしまったらしい。

日頃電車に乗っていて、その日見た広告を覚えている人がどれほどいるだろう。

電車広告は確かに身近に存在するものでありながら、景色の一部となってしまいやすい。

また、圧倒的にスマホを触っている人が多い車内ではなかなか気づいてもらいづらいという点もある。

電車を丸ごとジャックすることで、視覚的に認知されやすい位置に広告を出すだけではなく、そのインパクトゆえに忘れられないイメージを植え付ける効果も期待できる。

2022年2月22日の「ニャンニャンニャンの日」と猫のおやつ「CIAOちゅ~る」を同タイミングで露出した点はWで効果が期待できるものとなった。

「空きスペース」を「広告収入」に!

マチスペ(MACHISUPE)「空きスペース」を「広告枠」に
マチスペ(MACHISUPE)
マチスペは、店舗・商業施設・イベント会場などのちょっとした「空きスペース」を「広告枠」として手軽に貸し出して広告収入が得られるサービスです。
machisupe.com
記事を書いた人
hagiyuka39
住むところは中国地方や関西など、全国各地を転々と暮らすWebライター。温泉メディア、女性メディアなどで執筆中。特技はマラソンでフルマラソン3時間ギリの記録をもつ

「国内の広告」 の記事

国内の広告
広がる、空きスペースの有効活用
国内の広告

広がる、空きスペースの有効活用

空きスペースがスポットライトを浴びる時代に突入している。 世の中はシェアすることを好み、無駄なものを排除することでよりミニマムな暮らしを求める声が多くなった。 そんな中で生まれた空きスペースが決して世の中の蛇足になる...
ビルの空き壁を利用した「アート広告」とは?
国内の広告

ビルの空き壁を利用した「アート広告」とは?

日本は海外ほどアートが身近ではなく、実際に市場規模は世界以上の3%程度にしか過ぎないといわれている。しかし近年、空き壁を利用したアート広告がにわかに脚光を浴びつつある。 はたしてビルの空き壁を利用した「アート広告」と...
資生堂「アクアレーベル」のアドベントカレンダー形式のキャンペーンがユニーク!
国内の広告

資生堂「アクアレーベル」のアドベントカレンダー形式のキャンペーンがユニーク!

クリスマスの季節が近づくと、ツリーやオーナメントなどさまざまな装飾が街中を彩り盛り上がりを見せる。 その中でも「アドベントカレンダー」は毎日開示することで、日々高まるクリスマスへの盛り上がりをより実感させるから、私も...