専用の道具を使わずに立体映像を映し出す最先端の3Dホログラムサイネージ

専用の道具を使わずに立体映像を映し出す最先端の3Dホログラムサイネージ

近年、専用の道具を使わずに立体映像を浮かび上がらせるデジタルサイネージが開発された。より強い印象を人々に与えられるディスプレーの活用により、店頭における販売促進効果が期待されている。今回は、最先端の3Dホログラムサイネージについて紹介する。

3Dホログラムサイネージ「HYPERVSN(ハイパービジョン)」とは?

画像元:https://3ddisplay.jp/product/

映画館やテーマパークなどのスクリーン内に映し出される立体映像を楽しむには専用のゴーグルやメガネなどが必要だ。しかし3Dホログラムサイネージ「HYPERVSN」は、専用の道具を使わずに立体映像を浮かび上がらせる点に最大の特徴がある。

1台で直径56㎝、あるいは75㎝の映像を映し出すことができるといい、まるで実物が目の前に浮かんでいるかのような感覚を引き起こすデジタルサイネージは道行く人々に大きなインパクトを与えるだろう。複数台を連動させれば、より迫力や臨場感のある大型の立体映像を映し出せるという。駅や空港などの屋外広告や小売店などの店頭広告として3Dホログラムサイネージを利用すれば、エンゲージメント率の向上が期待できるだろう。

3Dホログラムサイネージが購買意欲を高める

画像元:https://tochiyabu.jp/service/performance-hypervsn/

HYPERVSNは店舗のPOSデータや位置情報データと組み合わせられるため、投影した商品がどう販売促進につながったのか、立体映像に接触したスマートフォンユーザーが実際に行動を起こしたのかを可視化できる特徴もある。

たとえば昨年、銀座に店舗を構える「ひろしまブランドショップTAU」がHYPERVSNを利用して購買率の変化を観測したところ、とくにレトルト食品の1日あたりの平均購入数が271%増を記録したという。また顧客を2階へと誘導するための映像を流したところ、投影前と比較して126%増となったということだ。

このデータは、3Dホログラムサイネージが人々にいかに強い印象を与えているのかを示すものといえるだろう。日本ではまだ認知度は高くないが、今後は多くの店舗で利用されることになると考えられている。

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記事を書いた人
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書籍の編集プロダクション勤務を経て独立。旅行好きのライター。国内外を問わず、あらゆる情報を収集し、独自の切り口で記事を執筆。生活に役立つ情報から経済、歴史、雑学までその領域は幅広い。

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