「これの名前は?」ガシャポンの知名度を
上げるために打たれた自虐風広告

「これの名前は?」ガシャポンの知名度を上げるために打たれた自虐風広告 画像元:https://twitter.com/Gashapon_Bandai/status/1505722122596872194/photo/1

バンダイのガシャポンは業界シェア率1位を誇るが、正式名称を知っている人は4%に過ぎない。そこでバンダイがガシャポンの知名度を上げるために打ち出した自虐風広告が話題を集めている。

わずか4%の人にしか認知されていないガシャポンという名称

ガシャポンが発売されたのは1977年にまでさかのぼる。それから45年。いまや不動の人気を誇る人気のカプセルトイだ。ガシャポンなる名称は、お金を入れて機械のハンドルを回すときの音と、カプセルトイが出てくる様子から命名されたそうだ。

ところが2022年1月にバンダイが全国の男女4,700人を対象にガシャポンの知名度について調査したところ、なんと正式名称を知っている人はたったの4%という事実が判明した。機械で遊んだことはあっても、正式名称がまったく認知されていない――この驚愕の事実に対し、3月21日、バンダイはガシャポンの知名度アップを目指してとある自虐風広告を打ち出した。

それがこの新聞広告である。

画像元:https://dengekionline.com/articles/124012/images/1/

「これの名前は?」という問いかけの下には、そこはかとなく哀愁が漂うガシャポンと排出されたカプセルトイ、そして「ガシャポン」という答え。思わず目を奪われてしまうデザインだ。

無料体験でガシャポンの認知度アップ!

画像元:https://twitter.com/Gashapon_Bandai/status/1505722122596872194/photo/1

一方、3月21日~27日にかけて、ガシャポンの知名度を上げるべく京王井の頭線渋谷駅構内の柱に同様の屋外広告と無料で遊べるガシャポンが設置された。

「これの名前は?」の問いかけの下には本物のガシャポン。ガシャポンを回して入手できるアクリルチャームに「ガシャポン」という名称が記され、問いの答えが明らかとなる仕掛けだ。

ガチャガチャ」でも「ガチャポン」でもない、正式名称は「ガシャポン」。今年こそ正式名称をきちんと読んでもらいたいという思いがそこには秘められている。

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記事を書いた人
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書籍の編集プロダクション勤務を経て独立。旅行好きのライター。国内外を問わず、あらゆる情報を収集し、独自の切り口で記事を執筆。生活に役立つ情報から経済、歴史、雑学までその領域は幅広い。

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