1987年に発売されたアサヒスーパードライが36周年を迎える2022年に初めてフルリニューアル。それに伴い展開された空を飛ぶ飛行船広告が話題を集めた。今回はアサヒスーパードライの飛行船広告についてご紹介する。
空を飛ぶ飛行船広告
1987年の発売以来、36年目にして中身やパッケージを刷新したアサヒスーパードライ。新しくなったスーパードライをアピールすべく、3月17日のスーパードライ誕生日を中心としてアサヒ史上最大規模の広告が展開された。
そのうちの1つが、飛行船「スーパードライ号」による広告である。アサヒが飛行船を広告として利用するのは発売翌年の1988年以来のことだという。全長約70メートル、高さ約14メートル、幅約11メートルの飛行船の機体に記されているのは「新スーパードライ、始まる。」というキャッチコピー。3月30日から5月30日の約2か月間で北は北海道、南は九州まで、日本全国の空を周遊するそうだ。
飛行船が現在どの場所を飛んでいるのかは、公式ホームページやTwitterで確認できる。Twitter上では「#空飛ぶスーパードライ投稿キャンペーン」も実施されており、多くの人が空を見上げて見つけた飛行船の画像を投稿し、盛り上がりを見せている。
地上を走るイベントカー
一方、地上では茨城工場内にある「スーパードライミュージアム」の疑似体験ができる「スーパードライミュージアムカー」を導入。3月25日から10月まで日本全国を駆け回っている。ミュージアムカーではできたてのスーパードライの試飲やバーチャルリアリティー技術を利用した工場見学などを楽しめるといい、まさにスーパードライを五感で楽しめる広告だ。
そのほか、総勢50組のYouTuberとタイアップするなど、さまざまな広告プロモーションを展開。ビール市場におけるさらなるシェア率の拡大に向けて、広告がもたらす効果は大きいといえるのではないだろうか。広告をきっかけとして新スーパードライを飲みたくなる方も少なくないだろう。