2015年に『週刊少年マガジン』にて連載が開始された人気漫画『炎炎ノ消防隊』が2022年5月17日発売のコミックス34巻で完結を迎えた。
その発売を記念し、講談社は同日の読売新聞朝刊に全面広告を掲載。そこに仕掛けられたある演出が話題を集めた。はたしてその仕掛けとは?
ついに完結を迎えた『炎炎ノ消防隊』
「太陽暦佰九拾八年・東京」という架空の世界が舞台となっている『炎炎ノ消防隊』は、主人公・森羅(シンラ)日下部が所属する組織・特殊消防隊の隊員らが、全身が炎に包まれて凶暴化した・焰ビトと呼ばれる怪物から人類を救う活躍を描いたファンタジーだ。
2015年9年の連載開始から多くのファンを集め、2022年2月に物語は完結。5月17日に最終巻であるコミックス34巻が発売された。
その際、講談社は読売新聞の朝刊に次のような全面広告を出稿した。
物語の最終局面において、主人公のシンラは「絶望」か「希望」かを選択するよう迫られる。つらい現実にすべてをあきらめてしまうのか、それでも前を向いて人生を楽しむのか。今回のこの広告は「あなたは絶望と希望、どちらを選びますか?」をテーマに作成されたという。
広告に隠されたある仕掛けとは?
主要なキャラクターが集結した全面広告は大きな話題を集めたが、じつはこの広告にはある仕掛けが隠されている。
よく見ると広告には折り目がついており、手順通りに紙面を折ると、なんと「希望」の文字が出現するのだ。
講談社によると、「紙は折れても、心はシンラのように折れない」というメッセージを込めたのだという。
新聞広告にこのような仕掛けが施されていることが明らかになると、ネット上では「おもしろいギミック!」「勇気づけられた」などと大きな話題を集めた。
今後はテレビアニメ第3期、完全新作オリジナルゲームが制作される予定となっている。
物語は完結したが、『炎炎ノ消防隊』はさらに盛り上がりを見せそうだ。