話題のアニメはOA間近になるとさまざまな広告やメディアに露出し、世の中全体がざわめく傾向にある。
2022年10月11日に放送開始となったアニメ『チェンソーマン』は、少年ジャンプでも連載された人気アニメ。コミックス計11巻の累計部数が1500万部を突破している。
チェンソーマンの放送を記念した、コラボ広告が話題となった。
チェンソーマンのコラボ広告
チェンソーマンのTV放送公開前に展開された、渋谷・新宿を中心に街をジャックする広告が話題となった。
JR渋谷駅のハチ公ボードに今回の公開限定の書下ろしのビジュアルが登場。
まるでチェンソーマンが渋谷駅の壁から飛び出してくるような迫力感が目を引いた。
東京メトロ半蔵門線渋谷駅の地下連絡通路には壁面ワイド広告と通路に連なる柱巻広告も登場。柱巻き広告ならではの魅力を活かし、登場キャラクターをずらずらと並べるクリエイティブに。
SHIBUYA109の外観にも巨大広告が登場。渋谷の空を見上げても巨大チェンソーマンが!
クロス新宿ビジョンでは、3D映像も放映された。3D映像により、よりリアルに表現されており、15秒程度のショート映像でありながら迫力も満点。
JR新宿駅東西自由通路の広告スペース、新宿ウォール456プレミアム+では、米津玄師さんが歌うオープニングテーマ曲に合わせた大迫力映像を放映。
カラオケDAM&ビッグエコーとのコラボも実施。MAPPA監修の書下ろしキービジュアルも先行公開されて目を引くものとなった。
街をジャックする広告とその目的
これまでも数々のアニメ公開を記念する広告が、交通広告を活用して告知されてきた。
交通広告やOOHのように、身近な距離で見せる広告にはザイオンス効果も期待できるためブランディングにも最適とされている。
交通広告は、駅や路線の特徴によりターゲットのセグメントやエリア限定広告を仕掛けるなどの絞り込みができる点も特徴。
今回のチェンソーマンも、比較的若者が多く、通勤通学で利用する主要駅での露出が認知拡大のひとつの火種になったと言えるだろう。