どの企業も積極的にサスティナブルを打ち出す機会が増えた。
今や、脱プラやSDGsなんて言葉が社会活動のベースになりつつある。
そんなサスティナブルな取組みも、注目される広告のひとつとして活用している企業もみられはじめるようになった。
今回はそんなサスティナブルなOOHに注目してみたい。
ごみ袋に広告 サスティナブルなOOH
ごみ袋と言えば、簡素でシンプルな透明、半透明なものをイメージすることが多い。
そのごみ袋を広告枠として活用する自治体も増えてきている。
青森県の八戸市では、市のマスコットキャラクターの「いかずきんズ」をあしらったデザインだけではなく、ごみ袋の下部分には有料広告欄を導入。
そこで得た広告収入を、ごみ処理の経費として活用することで地域の循環に役立てている点も非常にサスティナブルである。
街の美化に“しゃべるキョロちゃん”のごみ箱を設置
ごみに関連したサスティナブルな広告には、森永製菓が宮下公園(東京)に設置した「キョロちゃんのしゃべるごみ箱」があげられる。
スマゴ(ソーラー充電でごみを圧縮しゴミの蓄積量を管理するシステムのごみ箱)のごみ箱は、ごみの投函でキョロちゃんがお礼を言う仕組みになっており、ポイ捨ての抑制を図っている。
ポイ捨てを減らして街の景観を守ることと、ごみ収集を効率化することが環境への配慮を実現する取り組みとなった。
森永製菓のメイン商品のキョロちゃんを利用することで、森永製菓の商品ブランドの認知と社会貢献についても知ってもらうようなきっかけとなった。
サスティナブルな取組みに積極性を見出す企業が多数
環境関連に限らず、サスティナブルな取組みに積極的な企業はまだまだある。
環境のサスティナブルにフォーカスすると、資生堂ジャパンが小売店の売り場に設置する販促物をプラスチックから紙製に置き換えることを2021年の12月に発表している。
アサヒ飲料も、「アサヒ十六茶」のラベルレスボトルを販売。レーザーマーキングで、マークなど必要情報を記載することで実現した。
まだまだ環境に特化したサスティナブルな取組みには期待ができるだろう。
そんなサスティナブルな活動のひとつを広告媒体として活用していく取組みにも注目していきたい。