お店としての売り上げにくわえて、少しでも収益を上げる方法はないかと頭を悩ませている方もいるのではないだろうか。そんな方におすすめしたいのが、お店の空きスペースを有効活用する方法だ。近年はお店の空きスペースを貸したい人と借りたい人をマッチングさせるサービスも登場し、いままでにないやり方で収益を得られるようになった。今回は、具体的に空きスペースをどう活用できるのかについてご紹介する。
お店の空きスペースを広告枠として貸し出す
まずはお店をぐるりと見回してみてほしい。店舗の壁や窓、レジ横、トイレ、テーブルの端など、有効活用できていない場所があるのではないだろうか。
そういったちょっとしたスペースを広告枠として貸し出すことで、広告料を得られる。レジ横に広告主のショップカードやポップを置く、お店の壁に広告主のポスターなどを貼るといった具合だ。
しかし、どのようにして広告主を見つければよいのかがわからない方も多いだろう。そんなときは、広告主と店舗をマッチングさせるサービスの利用をおすすめする。たとえばマチスペであれば、利用料・手数料不要で広告主を探してもらえるので、広告料をすべて収入とすることが可能だ。
お店を知ってもらう新たなきっかけとしても手軽に利用できるだろう。
商品を入れる袋に広告を同封する
近年はコロナ禍にあって、宅配デリバリーの利用者が急増している。そのテイクアウト用の袋に広告主のパンフレットやショップカードなどを同封して広告料を得る方法もある。直接消費者の目に触れることから、興味を抱いてくれる広告主の数も多いだろう。
また、割り箸や使い捨ておしぼりの袋に広告を印刷する、オンラインで購入された商品を発送する段ボールの中に広告主のチラシを挟む方法も有効だ。
お店のスペースを貸し出す
飲食店の場合は、どうしても来客数が少なくなるアイドルタイムが存在する。また、休日や営業時間外など店舗自体を利用していない時間帯もあるだろう。もしかしたらまったく活用できていない空間が存在することもあるかもしれない。
そういったときは、思い切ってお店の空きスペースのレンタルを検討してはいかがだろうか。たとえば店舗の一部をコワーキングスペースとして貸し出す、休業日や営業時間外にまるごと店を貸し出すなどの方法などがある。
貸す側としては遊休資産を活用できるとともに収益を上げられる、借りる側は初期費用をかけずにビジネスを展開できるといったメリットがある。
近年は飲食店のシェアリングエコノミー市場が拡大傾向にあるため、比較的借り手も探しやすいだろう。
空きスペースを荷物置き場として貸し出す
お店のスペースを第三者に貸し出すことに抵抗を感じる場合は、店舗の空きスペースを荷物置き場としてレンタルする方法もある。たとえば事務所の一角や使用していない収納スペースなどを荷物の保管場所として提供する形だ。
短期間だけ荷物を預かる一時預かり型や、長期間収納スペースとして貸し出す収納シェア型などさまざまな形態があるので、自身の状況に合わせて利用を検討するとよいだろう。近年は荷物を保管したい方と荷物を預かる側とをマッチングさせるサービスも登場しており、気軽に利用できる点もメリットだ。
今回は、空きスペースを活用する4つの方法をご紹介した。これまでデッドスペースとして放置していた空間でも、活用次第では収益を上げることが十分可能だ。いま一度お店の空きスペースを見直し、有効活用できる施策を検討してはいかがだろうか。