「マンホール」が街のシンボルに?!
所沢市、”日本初”の広告に注目!

「マンホール」が街のシンボルに?!所沢市、”日本初”の広告に注目! 画像元:https://toko-blo.com/2020/08/01/led-manhole/

街に並ぶマンホールを広告にーーそんな画期的なアイデアで、全国から注目を集めるのが、所沢市だ。

地域の中小企業から、名だたる大手企業まで多彩な広告主が出稿。

とくにアニメや人気芸能人が描かれたデザインがSNS上でも大きな話題となり、全国から数多くのファンが足を運ぶなど、副次的な効果も生み出している。

韓流スターが、マンホールに登場

2018年、所沢市のマンホール広告は “日本初” の取り組みとしてスタートした。

全国から大きな注目を集めるきっかけとなったのが、ポニーキャニオンによる広告だ。韓流ドラマ『マンホール~不思議な国のピル~』のプロモーションの一貫として、1枚のマンホール蓋が所沢市に設置された。

参考:所沢ブログ

主演俳優「ジェジュン」をはじめ、韓流スターがデザインにあしらわれ、SNS上で話題に。数多くのファンが一目みようと、所沢市に足を運ぶなど、観光面でも大きなインパクトをもたらした。

人気アニメ×マンホールが、街の”シンボル”に

いまやこのマンホール広告は、街の “シンボル” ともいえる存在となっている。

とくに注目を集めているのが、アニメキャラクターがデザインされた “日本初” 「LEDマンホール」だ。

『ケロロ軍曹』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『らき☆すた』など、27種の人気キャラクターを採用。毎日午後5時~午前2時まで点灯し、鮮やかなマンホールのデザインが足元を照らす。

設置されるのは、KADOKAWAが建設・運営する「ところざわサクラタウン」へと向かう歩道上だ。

参考:所沢ブログ

参考:所沢ブログ

参考:所沢ブログ

「ところざわサクラタウン」は、 “日本最大級のポップカルチャー” の発信拠点として、イベントスペース、ホテル、ショップ、レストラン、ミュージアムなどが展開される。

同施設への来場を喚起するPRとして、さらにその道中も楽しめる仕掛けとして、大きな効果を発揮しているといっていいだろう。

日本のマンホールは、そのデザイン性の巧みさや多彩さによって、国内のみならず、海外からも注目を集める。内閣府「COOL JAPAN戦略」において、1つのコンテンツになるといった期待も寄せられるほどだ。

近い将来、鮮やかな「マンホール広告」があなたの街を彩ることもあるかもしれない。

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記事を書いた人
yoshi-gulo
Webライター 兼 演劇の脚本家。人材会社でWebメディアの編集・ライティングに携わった後、フリーランスに。脚本・演出を担当し、演劇公演も行っています。

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