電車内がラグビー場になった。
2022年1月2日から1月15日まで、Osaka Metro御堂筋線の車内にラグビー場を再現した電車が現れた。
その正体はNTTドコモレッドハリケーンズ大阪。
1月7日のラグビー新リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン 2022」開幕に向けたPRだ。
中吊りやドアにプレーしている選手の姿が写っているだけでなく、床までラグビー場が再現されている。
芝の上に選手の靴やラグビーボールが置かれていて、細かいところまでファンが喜ぶ仕掛けがほどこされている。
また、公式アンバサダーであるNMB48の渋谷凪咲、加藤夕夏、原かれんによる初心者向け「ラグビールール」も掲載され、これまでラグビーになじみのなかった人からの興味を引くきっかけを作っている。
日本初プログラマティックDOOHで平面裸眼3D広告も
さらに、大阪メトロ主要駅にある200面以上のデジタルサイネージ上で、裸眼でも3Dに見える広告が配信された。
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪のチームエンブレムとチームロゴ入りラグビーボールを持った手の3Dクリエイティブだ。
大阪メトロアドエラによると、データに基づいて配信面を柔軟にコントロールできるDOOH(Digital Out Of Home)で平面裸眼3D広告を配信したのは日本で初めて。
3D広告が配信されたのは2021年12月24日~2022年1月15日と、人流が大きく変動される年末年始。
この時期に掲出できるのは、広告を見た人数ベースで掲出料を設定しているDOOHならではの強みだ。
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪の公式サイトでは、今回のジャックは序章に過ぎないとしている。今後も人々を驚かせる仕掛けが期待できそうだ。
媒体の強みを生かした広告を
今回のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪は、電車をまるごとラグビー場に見立てた「ジャック感」や、デジタルサイネージでターゲットへの確実な「リーチ」を生み出した。
広告の効果を最大化するためにも、それぞれの媒体の特性を生かした配信をしたい。