従来バレンタインデーと言えば、「好きな人に想いを届ける日」「手作りチョコレートを作る日」
例年「Ghana」チョコレートで、バレンタインらしいキャンペーンを実施してきた。しかし、今年は固定観念に囚われずもっと自由にバレンタインを楽しんでもらいたいと考え、企画されたのが本キャンペーンだ。
自由にバレンタインを楽しんでほしいという想いがある一方、現代人にとってすでにバレンタインの捉え方、過ごし方が多様化している。メーカーからそういうメッセージを出すことは、ともすると押し付けがましく、今の時代にあっていないのかも、という懸念があったのだ。
これまでの「バレンタインというイベント主導」で過ごし方の多様性を提案するのではなく、今年は「自分たちのやりたいこと主導」で、バレンタインを言い訳をつかってもっと好きにやっちゃえ、と背中を押してあげられるようなメッセージをクリエイティブディレクター/クドウナオヤ氏が企画した広告だ。
若い世代を中心に、共感・シェアしてもらいやすいようなキャンペーン設計を意識しており、Web動画はスマホ視聴最適の縦型ショートムービーを複数展開。中には『ドライヤーガーナ』や『ハートぶち抜きチャレンジ』など動画のストーリー内容がSNSで真似したくなるような新しいGhanaの楽しみ方を盛り込みまれている。それらを元にユーザー達が自分達でも二次創作してもらいやすいよう、動画内の音楽素材やロゴ素材、ARフィルターなどを特設サイトで配布し、日本中のユーザーとGhanaが一緒になってバレンタインを楽しめるような構造になっている
合言葉は、「バレンタインのせいにして。」その言葉のもと普段できなかったことをやってみたり、伝えられなかったことを伝えたりする、「ポジティブな言い訳行動」が日本中で溢れることを狙った広告だ。そしてバレンタインデー当日に向け、その例示となるような、様々なバレンタインの過ごし方をする浜辺美波さん、吉沢亮さんの縦型動画を複数公開。アニメオタクや遠距離恋愛中など、2人は様々な役柄を演じラップ調の音楽に合わせて、心境を歌い上げるショートムービーが複数展開されている。