オンラインプラットフォーム Roblox(ロブロックス)内に没入型3D空間 NIKELAND(ナイキランド)をオープン
メタバース上に突如出現したこの空間では、3Dアバターを操作して様々なアクティビティを楽しんだり、Nikeのアイテムを着用することができ、ユーザーに新たな体験が提供されている。
オンラインプラットフォームRobloxは、ユーザーが自ら自由にゲームを作成したり、他のユーザーが作ったコンテンツをプレイすることができるオンラインゲーミングプラットフォームだ。無料でプレイできることから、アメリカやヨーロッパ、アジアを中心に多くのユーザー数を獲得しており、現在は毎日約4,300万人が利用していると報じられている。
NIKELANDは、アメリカ・オレゴン州ビーバートンにあるNikeの本社 Nike World Headquarters(WHQ)を元に設計されていて、敷地内にはバスケットボールコートやテニスコート・フットボールフィールド・陸上競技用のトラックなどが3Dで再現されている。
また、ツールキットを利用すれば、お気に入りのスポーツをミキシングしてオリジナルのミニゲームを作ることも可能。さらNIKELAND内にあるデジタルショールームでは、Nikeのフットウェアやアパレルなどのアイテムが購入出来、アバターはこれらのギアを身につけることで、身体能力がアップする仕組みだ。
消費者が仮想空間内でゲーム・ショッピング体験ができるマーケティングキャンペーン
Nikeはまだ独自のNFTを作成していないが、いくつかの商標出願を行い、仮想ブランドのスニーカーとアパレル販売する意向を示した。
「Web3時代のリーダーであり続けたいというナイキの願望を示している」とも言われている。
メタバースはファッションブランドの将来の成長にとって魅力的なスペースであり、10代・20代をターゲットとするブランドは、消費者が慣れ親しんでいるメタバースでのゲームやショッピングを通じてブランド体験する機会を増やしている。投資銀行会社モルガンスタンレーによると、メタバースゲームとNFTは2030年までに高級品市場の10%を占めると予測されている。