ランニングやウォーキング好きのみに限らず、健康管理に気を付けたいユーザーも注目するようなブロックチェーンゲームが今年の4月末ごろから流行している。
私もランニング好きのひとりであるがゆえに、自分が走ったり歩いたりしたことで実際に報酬を得られるなんてなかなか無いため非常に興味を寄せている。
ここでは、STEPN(ステップン)について解説していきたい。
STEPNとは?
STEPNとは歩いたり走ったり移動をすることで、仮想通貨を稼ぐことができるブロックチェーンゲームのひとつ。
NFT上の靴を購入し、それを使って一定時間歩いたり走ったりすることで、ゲーム内の仮想通貨を得られる仕組みになっている。
モードもさまざまでアイテムもさまざまなので、カスタマイズできる点もおもしろい。
ライフスタイルの中に溶け込み、リアルの世界で自分が移動することで稼ぐことができる「Move to Earn」という概念がSTEPNでは誕生している。
アシックスコラボスニーカーの販売
なぜユーザーが歩くだけで仮想通貨を得られるのかと疑問に思う人も多いだろう。
実際、STEPNの中のあらゆるところで仮想通貨が巡回し経済圏が確立されているのが実態だが、投資と同様に利益を得られることがあれば損をすることがあることも忘れてはいけない。
このゲームで鍵となるNFT上の靴をレベルアップすることで、稼げるGSTの上限が増え、より多く稼げる仕組みになっている。
今年4月にはSTEPNがアシックスとコラボしたスニーカーを限定公開したと発表。
初めてのコラボレーションとなるが、アシックス好き、スニーカー好きは沸いたに違いなく、抽選でも多くの参加者を集めて話題となった。
当選確率は「約0.005%」。希少価値の高い商品となった。
商品はSTEPNの中で利用することもできれば、マーケットプレイス経由で販売し換金も可能。
NFTとリアルマーケットのコラボで実現できること
近年、大手スポーツブランドのナイキやアディダスも、次々とNFT領域に参入していて、アシックスもNFT進出には積極的な姿勢を見せている。
両者のコラボは相乗効果を発揮し、アシックスはデジタル分野へ裾野を広げられ、STEPNは非デジタル分野のユーザーにリーチできる。
両者のユーザーがそれぞれのサービスに誘客し合うという有益な結果を生み出した。
コラボにより、今後は仮想通貨になじみのなかったユーザーへの認知拡大や、プロアスリートの参入も視野に入れている。
高い運動習慣を持つユーザーの流入を想定し、10月にはSTEPN上で「マラソンモード」をリリース予定。
これからも両者のコラボから目が離せない。