街中を歩いている際に、電柱に巻きつけられた広告を見たことがある人は多いだろう。電柱広告は屋外広告の一種で、一般的には歩行者や車の運転手を目的地へと誘導する役割を果たす。今回は、そんな電柱広告のメリットや料金について解説する。
電柱広告のメリットとは?
道ばたに等間隔に建てられている電柱は、電力会社などが電気の送電・配電を目的に設置・管理している。その電柱を利用して展開する広告を「電柱広告」と呼ぶ。
電柱広告は、電柱に巻きつけるタイプと、電柱の上部に突き出した形で設置する袖看板タイプの2種類ある。電柱は基本的に等間隔で建てられていることから、たとえば駅から店舗までの道筋に店舗の所在地を示す広告を提出すれば、一般客の誘導効果を見込める。また電柱広告は地域密着性が高い特徴があるため、地域の人々に対して自社の存在をアピールする材料としても有効だ。
また、開業の告知やスタッフの募集案内などといった期間限定の情報も提示できるなど、使い方次第でさまざまな情報の発信が可能な点も電柱広告のメリットといえる。
低料金で高い訴求力を見込める電柱広告
電柱広告の最大のメリットは、なによりも低料金にある。
広告料金は企業によって異なるが、東京電力グループの東電タウンプランニング株式会社が提供している電柱広告は、月額2,000~6,000円(地域によって金額が異なる。看板制作費は別)と比較的安価で利用できる。法人のみならず、個人事業主など誰でも気軽に広告を出稿できる点も大きな利点だ。
看板の制作から設置・管理まで一貫して依頼でき、道路の占用申請などの法的手続きも代行してもらえるため、広告主にとっては手間を省けるメリットもある。地域の人々に対して直接アプローチが可能な電柱広告は、費用対効果の高い広告媒体といえるだろう。低価格で地域住民に自社の存在や商品などをアピールしたいと考えている方は、一度検討してみてはいかがだろうか。