世界的にも有名なマッチングアプリTinderは日本でも多くの若者に利用されている。
私もかつては、Tinderで出会った人と酒を飲む夜もあった。右にスワイプ左にスワイプ……。
スマホ画面上に出てくる相手を好きか嫌いかでスワイプすることで、とてもフランクにマッチングできる手軽さが売りのアプリだが、そのTinderが渋谷にポップアップストアを展開した。
SwipeMart(スワイプマート)
渋谷センター街に9月16日から19日の間に期間限定で出店されたコンビニエンスストア「SwipeMart」。
ネオンがかったピンクの空間には、Tinderのロゴや各機能をモチーフにしたオリジナルデザインのインスタントラーメンやアパレルグッズである靴下やTシャツを販売した。
商品は刺激的な“青春サワー”や二人でシェアするチキン“TINDER CHIKI”など、名前もコンセプトもTinderに寄せた商品も展開。
店内では、Tinderをダウンロードした18歳以上のユーザーに0円で商品を提供しアプリダウンロードの促進にも注力した。
若者が拡散したくなる充実のコンテンツも
コンビニエンスストアだからといって、ものを売っているだけではない。
店内には、右スワイプと左スワイプを取り入れたフォトブースが用意され、SNSによる拡散効果も多く見られた。
期間中のの21時からは、アーティストによるライブパフォーマンスも開催。
特別なパフォーマンスに触れられる、まさに「一瞬で青春」のコンセプトを発揮する空間を実現した。
キャッチーなコピーと共に現れた屋外広告
同時期に掲出された大型ビルボード広告にも注目が集まった。
Tinderカラーのピンクと、手書きフォントのキャッチーなコピーが渋谷の街行く人を魅了した。
Tinderのコピーは「謳歌するか、老化するか。」「まあ全部、若気の至りってことで。」「布団で一緒に1限ギリまで粘る朝。」など、刺激的なものが多い。
そんなコピーが目に入った暁には、「私の青春、こんなものでいいのか…」と胸を揺さぶられてしまう、そしてTinderをダウンロードする。
そう感じるのは、アラサーの私だけではないのではなかろうか。
屋外広告とポップアップストア、手元のスマホ内のTinder。
すべてが相乗効果をもたらす施策となった。