シネアドとは、映画館で上映前に流れる動画広告のことを指します。
映画館という特別な空間で流れるシネアドには、テレビCMやウェブCMにはない多くのメリットがあり、特徴を理解して活用すれば様々なメリットを期待することができます。
シネアドのメリット7選
①エリアや映画の客層にターゲティングしやすい
シネアドは、他の動画広告に比べてターゲティングしやすいことがメリットです。
映画館という公共の場では、広告に対するターゲティングができないのではと思われがちです。
しかし、映画館や映画を上手く絞り込むことで効果的にターゲティングすることができます。
たとえば、映画館の場所や地域を限定すれば、エリアマーケティングとしてシネアドを展開することができます。
また、映される映画の属性を考慮すると、視聴者の属性に合わせたターゲティングにもなります。
②最後まで集中して見られやすい
シネアドは、他の広告と比べて集中して観てもらいやすいこともメリットの一つです。
映画に来ている観客全員がシネアドの視聴者になりますので、他の動画広告のようにスキップをされることがありません。
他のものに気が逸らされることなくしっかり広告を見てもらえるため、より観客の記憶に残りやすいと言えます。
さらに、長尺の動画を作っても高確率で最後まで見てもらいやすいこともメリットの一つです。
長尺の動画は多くの情報を伝えることができますが、ウェブ上の動画広告ではスキップされやすいというリスクがあります。そのため、スキップされる前に多くの情報を伝える、短尺の動画にとどめるなどの工夫が必要で、広告の自由度は下がってしまいがちです。
それに対しシネアドでは、120秒など長尺の動画広告でもスキップされることなく流すことができます。120秒・180秒などの長い時間を最後までしっかり使ったインパクトの強い広告を出稿しやすいと言えるでしょう。
③高音質・大画面で印象に残る
シネアドは映画館のスクリーン上で流れることから、巨大なスクリーンや音響、照明を余すところなく利用してプロモーションを行うことができます。
せっかく高画質でクオリティの高い動画広告を作っても、しっかり観てもらえなかったり、解像度の低い媒体で観られてしまったりしては、ポテンシャルを十分に発揮できません。
しかし、シネアドであれば高音質・高画質のスクリーンで動画のポテンシャルを最大限引き出し、観客の印象に残すことができます。
④映画館のワクワク感でイメージアップにつながる
映画の本編に期待してワクワクしているときに流れるシネアドは、映画館でしか見ることができない特別感と暗転した独特の雰囲気の中で流れるという差別化要素を持つ動画広告です。
そのため、広告が流れること自体に悪い印象を持たれづらく、高いブランディング効果を期待できます。
さらに、映画の満足度が高ければ広告のイメージアップにもつながるというメリットもあります。
⑤主要都市を網羅
シネアドは1劇場・1作品から上映可能なため、エリアを絞って効率よく出稿できます。たとえば、「首都圏のみ」「5大都市のみ」といった展開も可能です。
そのため、「CMを流したいけれど予算が少ないのでTVに出稿するのは難しい」「全国展開をしたいけれどまずは主要都市に絞って出稿して様子を見たい」といった企業に適しています。地方TV局には出稿しているものの、大都市圏は高額なため見送っている場合などにもおすすめです。
⑥実店舗に送客しやすい
実店舗に送客しやすいこともシネアドの大きなメリットです。
シネアドが放映される映画館は、大型ショッピングモールに併設されている場合が多くあります。そのため、映画が終わったあと観客を実店舗にそのまま誘導しやすいと言えるでしょう。
さらに、試供品を映画館で配布したり、パンフレットを渡したりと、印象をより強くするためにプロモーションキャンペーンと連動させることも可能です。
⑦コスパが高い
シネアドは、上記のように多くのメリットがあるにもかかわらず、リーチ単価の割にコスパが高い広告です。
まとめ
シネアドで使用する動画は導線の作り方が難しく、売上や集客にどうつなげるかがプロモーションを成功させる重要なキーポイントになります。
成果につながる動画は、どのように映像上でのインパクトを出し、シネアドならではのメリットをどこで生かすかを考えなければなりません。
したがって、成果を意識し成果につながるシネアドの動画広告を制作するのであれば、制作実績が豊富なプロに頼むのがおすすめです。