インテントデータとは、顧客(企業)がどのようなものに対して興味・関心を持っているかを特定するためのデータを指します。
インテントは、「意図・目的」等を意味する英単語を語源としているように、顧客がWeb上でどのような目的に沿って行動しているかを表すのがインテントデータです。
従来、顧客のWebでの閲覧情報やダウンロード情報については、自社のサイトを訪問したIPアドレスから顧客(企業)を特定し、そこから自社の顧客がどのようなものに対して興味・関心を抱いているのかを推測する形で活用していました。
この際、自社のサイトを訪問した際のデータのみでしか判断ができませんでした。
そのため、他社サイトでの閲覧情報などについては知り得ることがありませんでした。
しかし、外部のWebサイトで顧客がどのような行動を取っているかを知ることのできるデータ、つまり、外部サイト上でのインテントデータを販売するようになりました。
これにより、自社サイトのみならず外部サイトにアクセスした際の閲覧情報やダウンロード情報などが得られるようになり、自社がどの企業に対してアプローチするべきかが分かるようになった
加えて、従来の自社サイト内のみで行われる推測では不可能であった高い精度でのターゲティングが可能になりました。
まとめ
これまでは自社サイト内の既に接点のある顧客の情報を得ることができませんでしたが、他社サイト内での行動に関する情報を手に入れられるようになり、自社の製品の購入に結びつく顧客に関しての情報を手に入れることが可能となりました。
ベンダーの提供するインテントデータの中には、自社と接点がない企業についての情報も含まれています。
これにより今までは分かり得なかった自社の製品を購入してくれそうな「見込み顧客」を発見することに繋げられるようになったとされます。