サスペクトとは、潜在的なニーズを持ったターゲットのことを意味するマーケティングの用語を指します。
容疑者や被疑者を意味する英単語であるSuspect(サスペクト)に由来していて、顧客になる前の状態の消費者がサスペクトとなります。
例えば、商品やサービスに関する問い合わせをしてきた消費者がこのサスペクトの状態ということになります。
サスペクト、つまり、潜在的なニーズを持った「潜在的な顧客」から購入の可能性のある見込み客となっていき、そして最終的に顧客となっていきます。
つまり、直訳すると「容疑者」「被疑者」という意味のSuspect(サスペクト)ですが、マーケティングの世界で使われる場合、「潜在的な顧客」という意味で使われます。
購買や契約への見込みが低いと認識された人たちを「コールドプロスペクト」という言葉で表しますが、サスペクトはその中でも多少は注文の可能性が見込めそうな人のことを指します。
キャンペーンなどを行った際のレスポンス(返信や問い合わせ)で、直接購買に結びつかず、顧客とならなくても、最初に問い合わせなどをしてきた人をこのサスペクトと見なすことがあります。
ただし、サスペクトを消費者の中で大きく分類した場合には、「購入につながるかどうか分からない」と分類される消費者のグループになります。
まとめ
見込み客のことを「リード」と呼んでいる企業も多数存在します。
他にも、「潜在的な顧客」や「見込み客」の定義が曖昧で、両方のことをサスペクトと呼んでいる企業も存在します。
そのため、どの呼び方が正しいのかではなく、サスペクトならサスペクトと、企業、会社の中で定義、呼び方を統一していくことが大切になるといえます。