Neolane社は、2001年にEメールを中心としたキャンペーン管理を生業として、ステファヌデオッシュ、ステファン ディートリッヒ、ブノワ グルドン、トーマス ブーダリエの4人によってフランスで創業された企業になります。
創立以来ヨーロッパを中心にビジネスを展開しており、保険会社など初期のバージョン1から利用している顧客も多く、顧客との関係性を重視してきました。
当時、まだ「マルチチャネル管理」というコンセプトがないころから、Eメールだけでなく、ダイレクトメールなど、オンライン、オフラインの複数のチャネルを活用し、クロスチャネルキャンペーン管理として拡大しました。
2005年にロンドンおよびコペンハーゲンにオフィスを開設し、2006年末にはボストンに初めての米国オフィスを開設。
2013年7月にNeolane社をアドビが買収し、製品名を「Neolane」から「Adobe Campaign」へと変更した上でAdobe Marketing Cloudの6つ目の製品として仲間入りを果たしましたとされています。
ちなみに、Adobe Campaignは日本では2015年9月に本格展開を開始されています。
Adobe Campaignとはオンラインとオフラインに渡り、一人ひとりの顧客に対して適切なタイミングで、適切なパーソナライズされたクロスチャネルキャンペーンを展開するものです。
また、Adobe CampaignはB2CおよびB2Bの機能を一つのプラットフォーム上に両方備えた製品となっており、多岐にわたるビジネスニードに応えることができるようです。
まとめ
Neolane社が買収されたことにより、アドビの提供するデジタルマーケティングソリューション「Adobe Marketing Cloud」に、クロスチャネルのキャンペーン管理を実現する機能が追加されることになりました。
新しいソリューションが加わったことにより、顧客に対する一方通行のコミュニケーションではなく、顧客行動や反応を重視した顧客対話型キャンペーンが実施可能になったそうです。