ペルソナとは、マーケティングにおけるターゲットのグループにおいて年齢や性別、職種などの定量的なデータ、ライフスタイル、ワークスタイルなどの定性的なデータ、これらを含めて想定される仮想のユーザーのことを指します。
たとえば、「40歳、男性、既婚、東京在住」のようなあるセグメントにおける代表的な特徴を合わせ持った仮想のユーザーがペルソナになります。
その仮想の人物、ペルソナに向けたアプローチの考え方で商品の企画や設計を行うマーケティングの手法をペルソナマーケティングと言います。
ペルソナを設定する場合には、氏名や年齢、性別、居住地、職種、勤務先、年収、家族構成、という定量的なデータだけではなく、その人の生まれた時から現在までの様子、身体的な特徴や性格的な特徴、人生におけるゴール、ライフスタイル、ワークスタイル、価値観、趣味嗜好、消費行動、情報収集行動、これらの定性的なデータも含めて設定します。
ペルソナを設定することで、顔のある特定個人に思いをめぐらせて商品開発を行うので、不特定多数を想定した商品開発よりもペルソナを利用した商品開発はきめ細かく、完成度が高くなります。
さらに、商品開発、営業、広告、販促など、各担当者間での方針が統一され、ぶれなくなります。それぞれの担当者が別々の顧客像を想定していては大きな売上が見込めないので、ペルソナで特定の顧客を想定するのが大切です。
まとめ
ペルソナを設定して、商品の開発からマーケティングまで、現在のビジネスではペルソナによってターゲットを明確に想定することが成功のカギを握っているということになると考えられます。