スポンサーシップは、企業やブランドが社会、文化、芸術、スポーツ、エンタテインメントなどのイベントに金銭的、物的、人的な支援をすることを指します。
企業はスポンサーシップによる支援の見返りとしてイベント内の広告などにおいて企業名やブランド名、商品名を独占的に露出する機会を得ることができるメリットがあります。
また、スポンサーシップとして支援をしたイベントがメディアに取り上げられれば、マスメディアを通して企業名やブランド名、商品名などを拡散できるパブリシティの効果を期待することもできます。
たとえば、スポーツ用品やスポーツ飲料など、スポーツに関する商品を販売する企業が競技スポンサーになった場合、テレビのスポーツ中継などで自社の企業名、ブランド、商品を広告・宣伝することができます。
その場合、スポーツ中継を見る視聴者はその競技のファンになりますので一般向け、幅広い層向けの情報番組やテレビドラマのスポンサーになるよりもターゲットが絞られますので、興味、関心のある消費者に的を絞って広告・宣伝活動ができます。
他にも、マラソン大会であるならば、有名な選手が大会後に企業の自社商品を使ってくれるだけでなく、一般のレースにエントリーしていた一般参加のランナーも大会後に自社製品を使ってくれることを期待する効果もあります。
特に、スポーツ関連のスポンサーシップや文化事業でのスポンサーシップではターゲットを絞った効果的な広告・宣伝を行うことができるようになります。
まとめ
他にも、企業がスポンサーシップを利用することには、単に知名度を上げたり、広告宣伝する以外にも、企業イメージ向上の効果を期待することもできます。
スポンサーシップで支援したイベントや施設が、イベント参加者や施設の利用者にとって良いイメージのものであれば、そのイベントや施設のスポンサーである企業に対するイメージも良くなると考えられます。
宣伝、広告やPR活動にも効果的なスポンサーシップですが、このようなイメージ向上の効果も非常に重要になってきます。