BPOとは企業が自社の業務の一部を外部の専門的な企業に委託することを差します。
企業によって業務内容が異なり、会社の利益に直接的・大々的に影響しない業務が対象となります。委託する範囲も、業務の運用から管理までを一括して委託するサービスや、その過程の一部だけを委託するサービスなど大小様々です。自社や業務の規模によって柔軟に調整することができます。
BPOのメリット
業務効率化
BPOでは自社の業務を可視化できる上、専門的な知識をもつ外部企業に委託することで業務効率を向上することができます。また、その分のコストダウンも可能です。
業務の質の向上
自社にはない知識やノウハウを活用できるため、最適な業務プロセスで処理できるようになります。また、法改正や最新技術への対応も迅速に行えます。
限られた経営資源人材の集中
委託できる業務を外部に任せることで、これまで非注力分野に割いていた人材や資源を注力したい部分に集中させることができます。
セキュリティ・グローバル対策
外部企業の専門的な見識をもとに、最新のセキュリティシステムの導入が容易となります。BPO事業者にはISMS等の認証を取得しているところも多く、セキュリティの確保を契約に盛り込むことで、適切なレベルのセキュリティ対策が可能となります。
まとめ
BPOは専門的な知識と技術を持ち合わせた外部企業に委託することにより、業務の質と効率を向上することができます。また、本来自社で注力すべきところに人材や資源を集められることもメリットの1つです。
ただ、企業や顧客にとって重要な情報、業務であることに変わりはありません。メリットとデメリットを把握して、慎重に検討しましょう。