ブルーオーシャン戦略 Blue Ocean Strategy

正式名称:Blue Ocean Strategy

ブルーオーシャン戦略とは、競争のない、競合のいない市場を開拓・創造することで企業の利益を最大化していくことを目的とした戦略です。

既存の製品やサービスが溢れかえっていて、それを改良することでしか利益を生み出せない、高いコストが必要となる「血みどろ」の争いが繰り広げられる市場を「レッドオーシャン(赤い海)」と呼びます。

それに対して競合のいない、競争が発生していない無限に可能性の広がる未知の市場のことを「ブルーオーシャン(青い海)」とブルーオーシャン戦略ではそれぞれ定義します。

ブルーオーシャン戦略では後者の、競合がいない、ブルーオーシャンを開拓・創造しユーザーに対して高い付加価値のある製品やサービスを低コストで提供することで企業の利益の最大化を目指していきます。

ブルーオーシャン戦略に必要な2つのツール

ブルーオーシャン戦略を実践していく上ではバリューイノベーション(価値革新)という新しい価値のある市場を開拓・創造する考え方が重要です。

バリューイノベーションによって市場の境界線を新たに引くことによって競合のいないブルーオーシャンを作り出していくのがブルーオーシャン戦略と考えられます。。

そのために必要とされるのが「アクションマトリクス」「戦略キャンバス」と呼ばれる2つのツールになります。

ブルーオーシャン戦略に必要な2つのツール:アクションマトリクス

アクションマトリクスは「取り除く」「増やす」「減らす」「付け加える」これら4つの視点で自社の事業を見直すためのツールです。

自社が置かれている業界の状況、競合する他社の取り組み、これらを4つの視点に当てはめていくことによって自社の事業を整理していくツールです。

市場における現在の競争要因を把握・分析することで自社ではどのような変化をもたらせればブルーオーシャンを創造できるのかを整理し、ブルーオーシャン戦略を構築していきます。

ブルーオーシャン戦略に必要な2つのツール:戦略キャンバス

市場における競争要因を横軸に、縦軸には競争要因のレベルを表し、自社と他社がどんな対策をしているのか、どんな取り組みを行っているのかを視覚的に把握するツールです。

点と点をつなぎ合わせて線を作った場合に自社と他社の線が重ならなければ新たな市場を開拓・創造できる、つまり、ブルーオーシャン戦略を構築できる可能性が高いということです。

ブルーオーシャン戦略の事例

ユニクロでは、ヒートテックなど高付加価値機能を持つ衣類がブルーオーシャン戦略によって成功しました。

これまでの衣類にはなかった付加価値を提供し、さらに製造から販売までを自社で行うことによって仕入れや買い付けのコストを削減しています。

新しい付加価値による差別化、さらにコストの削減によってブルーオーシャンを作り出すことに成功したと考えられます。

まとめ

ブルーオーシャン戦略は概要だけを聞くと非常に魅力的な戦略に感じますが、実際に構築していくのは非常に困難です。

現在は情報・モノが溢れかえっているため、非常に高度なブルーオーシャン戦略が要求されます。

また、ブルーオーシャン戦略によって新しい市場を開拓・創造できたとしても、他社が簡単に参入できる市場ならすぐにレッドオーシャンになってしまいます。

ブルーオーシャン戦略には複雑な戦略を構築する必要性が求められるといえるでしょう。

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