ミーシー(MECE)とは、Mutually Exclusive、Collectively Exhaustiveの頭文字を取ったマーケティングの用語で、「モレなく、ダブりなく」の状態を指すマーケティングの用語を指します。
プロジェクトの要素を洗い出したりある事象に対しての方法を考える場合に利用するロジカルシンキングの基礎的な考え方になります。
物事を整理する場合に、重複している部分があったり、逆に抜け落ちてしまっている部分があることは多いです。
その時に、ダブりや抜け・モレをできる限り少なくおさえるための基礎的な考え方となるのがミーシー(MECE)です。
ミーシー(MECE)の考え方を利用する具体的な例としてネットショップの売上増加を考えてみます。
ネットショップの売上増加をするためには運営や商品、マーケティングに関してどの部分を見直せばいいのか、そうすると、以下の要素が見えてくると思います。
商品の質、ターゲティング、商品価格、CVR(成約率)、ネットショップへのアクセス数など、他にも思いつくままに売上に関係のありそうな要素を上げていくとダブりや抜け・モレが発生してしまい、不十分になってしまいます。
また、「売上に影響がある要素」と考えてしまう場合、CVR(成約率)や商品価格など直接的に影響があり、改善していける可能性がある要素だけでなく、その日の天候や気温など、コントロールできない要素も混ざってしまいます。
これでは売上増加のための正しい施策が考えられなくなるのでミーシー(MECE)の考え方によって売上の全体像をイメージして売上増加のために改善することができる要素はどれか、考えていくことが必要になります。
まとめ
ビジネスの場合、細かい個々を把握する前に、全体を俯瞰し、把握することが重視されます。
そのため、ダブりや抜け・モレをなくすミーシー(MECE)の考え方で全体像を把握することが非常に重要になります。
以上が、マーケティングの用語、ミーシー(MECE)の意味になります。ぜひ、参考にしてください。