イノベータ理論において5つに分類される消費者層の1つを指します。
世の中の流行や変化に対する興味が薄くサービスや商品が世間に普及しても必要ないと思ったものは取り入れないような消費者層を指す言葉です。
「ラガード」は5つの層の中で一番最後の層にあたるもので、市場に占める割合は約16%だと言われており、ラガードは新しいものに対する興味があまりなく、新しい商品やサービスがリリースされた際に最も導入が遅い層です。また、ラガードの中には最後まで導入をせず、古いものを使い続けるといった人たちも少なくありません。そのため、マーケティングではラガードを除いた4つの層にアプローチをかけるということもあるようです。
ラガード層をターゲットに含むべきか
ターゲットに含む優先度は高くないと考えられます。
ラガードに対してマーケティングやセールスで新製品や新サービスをアプローチするのはほとんどの確率で成功することはないと考えられています。ラガードに積極的にアプローチしていくことは効率的ではなく、ほぼ確実に費用対効果を得られない戦略となってしまいます。他の消費者・顧客のグループと違い、ラガードにおいては最後まで購買を決断しない人も存在するからです。
したがって、イノベーター理論におけるマーケティングを展開するならイノベーターから順番にアプローチを仕掛けていき、
特に重要だとされるアーリーアダプターやアーリーマジョリティーに対して力を注ぐことが大切だと考えることができます。
まとめ
以上がイノベータ理論の消費者5類型におけるラガードの説明でした。効果を得られやすい部分にコストをかけていくマーケティングを展開することが効果的なマーケティングということになります。