「ログ」とはコンピュータ操作やネット閲覧、通信内容などを記録したデータになります。例えば、「まとめ記事サイトのバナー広告をクリックして公式サイトに飛び、そこで商品を購入した」という情報がログになります。ログ解析をすることで、コンピュータ・ユーザーやサイト閲覧者の「IT行動」や「ネット行動」を見える化することができます。
マーケターにとって、潜在顧客の発掘は難問でありながら重要業務ですが、ログ解析をすると潜在顧客像が浮かび上がってくるので、その難問をクリアすることに繋がります。ある消費者の購買履歴やサイトの移動経路を分析するWeb行動データ解析をすれば、その消費者の興味や趣味、購買パターンがみえてきます。
自社の商品が、消費者の興味や趣味、購買パターンにマッチすれば、その消費者は潜在顧客になりますし、ログデータと一緒に個人情報も入手できれば、潜在顧客にダイレクトにアプローチできますが、個人情報の入手は簡単ではありません。
しかし、個人情報が含まれていない購買履歴やサイトの移動経路のデータであっても、「自社商品を求める潜在顧客がいる」ことや、「自社商品を改良すれば潜在顧客になり得る消費者がいる」ことを確認できれば、マーケティング戦略が立てやすくなります。
まとめ
ログ解析はEC分野を中心に盛んに行われています。もちろんリアル店舗でビジネスをしている企業がログ分析をマーケティングに導入することは難しいものではなく、多くのデータ会社が、非ネット型企業にもログ解析サービスを提供しています。マーケティング担当者は、ログ解析をしてマーケティングの確度を上げるという危機感を持ち、ログ解析をマーケティングに導入しましょう。