エンゲージメントとは企業やその商品ブランドと消費者との強い関係性を指します。
例えば、消費者・顧客がメディアを通して企業からの広告メッセージやコンテンツを受け取り、その企業やコンテンツ、製品・サービス、ブランドに対して高いロイヤリティーや好感を感じたとします。
その際に、消費者・顧客が積極的に関与をしたり、企業やブランドに対しての好意的な行動を取った場合などを強い絆で結びついている状態であり、エンゲージメントが高い状態であると表すことができます。
エンゲージメントの効果を計るための指標としてはブランドや製品・サービスを消費者・顧客に認知させるだけでは不十分になります。
実際に消費者・顧客が製品・サービスの購買に至る能動的な行動につながる要求を抱かせる必要があります。
その結果、消費者・顧客の実際の様々な行動によって広告などの効果を計ることがエンゲージメント指標ということになります。
エンゲージメント指標では、「消費者の積極的な行動」を指標化する必要があり、従来のマーケティングの指標と異なる点になります。
従来のマーケティングでは「到達数×頻度」という指標だけで効果を計ることができましたが、現在ではその指標や考え方が通じなくなったために消費者・顧客の実際の行動を指標として測るエンゲージメント指標が重要になってきたと言われています。
まとめ
エンゲージメントという言葉、表現自体は以前から使われていましたが、インターネットやWebメディアの発展により、ユーザー参加やソーシャルマーケティングが一般的になってきたこともあり、消費者が積極的に企業の活動に関与するようになってきました。
今後も消費者のニーズの多様化などにより、エンゲージメントに着目する企業が増えることが予想できます。