クリック&モルタルとは、オンラインのサービスと実店舗両方でサービスを展開していくビジネスを指します。
クリック&モルタルはインターネットの利便性、そして実店舗の流通などを融合・連動させたビジネスモデルです。
「クリック」がインターネットや電子商取引を、「モルタル」が実在する店舗、実店舗を表しています。
また、インターネットと実店舗の連動を活かし、シナジー効果(相乗効果)を発揮できる企業のことをクリック&モルタル型の企業と呼ぶことがあります。
たとえば、実店舗を展開していて高い知名度やブランド力を持つ企業がインターネット上に仮想店舗を立ち上げて実店舗のブランド力を使ってビジネスを構築する場合、クリック&モルタル型のビジネスと呼ぶことができます。
逆に、インターネット専業の企業が実店舗に出店する場合にもクリック&モルタル型のビジネスモデルと呼ぶことができます。
このように、インターネットだけ、店舗だけでビジネスを展開する、どちらかに特化するのではなく、双方を組み合わせるのがクリック&モルタルという考え方・ビジネス戦略になります。
まとめ
日本でもクリック&モルタル型のビジネスモデルは拡大を続けています。
楽天などインターネットショッピングの大手でもコンビニエンスストアと提携してのコンビニ受け取りを開始しています。
これからはインターネット専業、つまり、ピュアプレーヤーの企業ではなくクリック&モルタル型のビジネスをうまく構築し、インターネット、実店舗、双方でビジネスを展開していく企業が競争優位に立っていくと考えることができます。