プロダクトコーンは、商品の特性、性格を明確に定義するために商品を表す3つのタイプを指した用語を指します。
ここでいうタイプは、規格、ベネフィット、エッセンスです。これら3つのタイプを明確にして商品の特性、性格を明確に表していきます。
3タイプのプロダクトコーン
タイプ1:規格
まず、プロダクトコーンの一番下に来る「規格」とは、企業側による商品の定義です。
商品やサービスを提供するための定義と呼ぶこともでき、例えば、食品の場合なら容量や生産に必要な材料を決めることになります。
市場の消費量が旺盛であれば、プロダクトコーンの規格通りに商品・製品を生産していくことでモノを売ることが可能になっていきます。
タイプ2:ベネフィット
プロダクトコーンにおいて、規格の1つ上にある要素が「ベネフィット」です。
商品や製品を生産していく上での規格が決まったら、次に魅力的な商品にするための「ベネフィット」を加えていく必要があります。
商品を利用する消費者、顧客が求めるニーズ、生活者が得するコト・モノがプロダクトコーンの2番目に来る要素、「ベネフィット」ということになるのです。
プロダクトコーンを構成する要素3:エッセンス
そして、プロダクトコーンの三角錐の一番上に来る要素が「エッセンス」です。
エッセンスは商品の特性や性格のことを表していて、商品のブランド力がエッセンスによって決まってくることになります。
まとめ
時代の流れによって、プロダクトコーンの要素、規格、ベネフィット、エッセンスは次々に変化していくことになります。
プロダクトコーンによるプロダクトコーン理論をしっかり理解することで、企業は自社が提供している商品やサービスにおいて、新たな開発をしていくことができるようになります。