マスメディアとは、マス(大衆)に対して情報伝達をするメディア(媒体)を指します。
具体的には、新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどの媒体を指します。
マスメディアは不特定多数の生活者を対象に、多様な情報を伝達する「マスコミュニケーション」の役割を担っており、略称でマスコミと呼ばれることも多いです。マスメディアは、報道、解説・啓蒙、教育、娯楽、広告など複数の役割を果たし、社会的影響力が大きいことも特徴です。
マスメディアの種類
新聞
新聞とは、ニュース、意見、特集など、大衆が関心をもつ情報を提供する日刊や週刊などの定期刊行物です。紙で発行されることが一般的ですが、近年はスマートフォンやタブレットで購読できる電子版や、Web上で読むことができるネット配信も普及しています。
購入した新聞を回し読みしたり、切り抜きを掲示したりと、複数人と共有しやすい性質があります。さらに、前日のニュースを翌朝には詳しく確認することができるうえ価格も安く、コストパフォーマンスの高い媒体と言えるでしょう。
雑誌
雑誌とは、特定の誌名を冠し、種々の記事を掲載した定期刊行物です。
雑誌の特徴として、紙媒体特有の五感への訴求が挙げられます。編集者は媒体ごとに使用する紙の質感を検討しており、触り心地や印刷技法によって読み手が受けるイメージが異なります。鮮やかなビジュアルで読者の視覚にもより強い印象を与えることができる媒体です。
テレビ
テレビとは、電波を用いて、遠隔地に映像を伝送し、受像機にその映像を再現する技術のことです。あるいは、そのために用いられる装置、特にテレビ映像機を指すことも多いです。
他の4大媒体と大きく異なるのは、速報性も高いうえに動画で情報を得ることができ、かつ民放放送は視聴料もかかりません。またローカル局(地方局)では地元に密着した番組も多いです。
近年は動画配信サービスが台頭しテレビの視聴率低下なども取り沙汰されていますが、TVer(ティーバー)やParavi(パラビ)などのポータルサイトで場所や時間を選ばす番組が視聴できる体制も整えられており、依然としてテレビは大きな影響力を持った媒体であると言えるでしょう。
ラジオ
ラジオとは、電波を利用して放送局から送る報道・音楽などの音声放送のことです。音声形式でリアルタイムに情報を得ることができ。パーソナリティとリスナーの双方向コミュニケーションがとれることもラジオならではの特徴です。
近年ではインターネット配信サービスradiko(ラジコ)で若年層へのアプローチやSNSでの拡散性の向上を目指しており、ローカル局のコンテンツも全国へ配信する仕組みが構築されています。
まとめ
新聞・雑誌・テレビ・ラジオといったマスメディアは人々の暮らしと密接な関係にあり、発する情報が世の中に与える影響も絶大です。世間の信頼も大きいメディアであるため、ポジティブな情報もネガティブな情報も一気に広がります。マスメディアが与える影響の大きさを念頭に、迅速かつ丁寧なコミュニケーションをとり、日頃からきめ細かなメディアリレーションズを心掛けましょう。