リソースベースドビュー RBV

正式名称:Resource Based View

RBV(リソースベースドビュー)は、企業内部の経営資源に競争優位の源泉を求め、戦略を構築する考え方を指します。希少かつ模倣が困難な経営資源を保有し、それらを活用した戦略を採ることが、競争優位の獲得につながると考えます。

ここでいう経営資源は、設備や人材といった目に見える資源だけでなく、ノウハウや特許などの無形資産も含まれています。このような無形資産こそ、有効活用することで他社の模倣可能性を下げ、持続的な競争優位につながると考えられています。

バーニーは、企業の持つ経営資源が競争優位につながるか否かを分析するフレームワークとして「VRIOフレームワーク」を提唱しています。

「VRIOフレームワーク」では経済価値(Value)、希少性(Rarity)、模倣困難性(Inimitability)、組織(Organization)の4つの視点から経営資源を分析します。

経済価値:ある経営資源が外部環境における機会の活用や、脅威への対応に寄与するか

希少性:ある経営資源を多くの競合企業が保有しているか、少数の競合企業しか保有していないか

模倣困難性:ある経営資源は他社による模倣が容易か、困難か

組織:ある経営資源を活用するための仕組みが整っているか

これら4つの視点から経営資源を評価することにより、保有する経営資源の競争優位性を把握し、戦略立案に役立てることができると考えられます。

RBV・VRIOフレームワークへの批判

ここまでRBV、VRIOフレームワークの概要について述べましたが、RBV、VRIOフレームワークには幾つか問題点も指摘されています。

そもそもRBVでは、競争環境の変化が比較的安定していることが前提となっていますが、現代において競争環境は著しく変化していること、VRIOフレームワークにおいて、定量的に評価できない、評価が難しい場合があることなどがその一例として挙げられます。

そのため、RBVやVRIOフレームワークを用いる際には、これらの問題点を理解し、問題点への対策を講じた上で導入することが必要になります。

まとめ

他社との競争を考える上で、自社の経営資源の有効活用を図ることは重要であると考えられます。戦略を立案する際には、自社の経営資源を見極めるためにも、RBVやVRIOフレームワークを役立ててみてはいかがでしょうか。

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