レイターマジョリティとは、イノベーター理論における5分類のうちのひとつで、新しいテクノロジーに対して懐疑的だが、多くの人が採用していることに安心を得てから採用する消費者層のことを指します。
新しい製品やサービスの採用には比較的懐疑的で、「みんながやってる」「大人数が使用している」という確証が得られてから同じ選択をすることが特徴的です。市場における利用者数が過半数を超えたあたりから導入を始めるため、保守派や、フォロワーズとも呼ばれます。
レイターマジョリティが大切にするのは、これまで守ってきた慣習ですが、新しいテクノロジーでも役に立つと確証すれば、その製品を永続的に使い続ける傾向があリます。
レイターマジョリティの市場は、1/3の割合を占めており、市場の割合を大きく占めるレイターマジョリティの支持を得ることで、製品も成熟し、販売コストや研究開発費用コストが回収できるため大きな利益に繋がってゆくと考えられます。
レイターマジョリティは新しい商品に対する強い抵抗がある一方で、時代に取り残されることに危機感も持っています。そのため、いかに多くの人が使っているのか、いかに社会的な常識になっているのかを打ち出せると効果的です。
まとめ
ライフスタイルや価値観が多様化している現代、マスに向けたプロモーションは効果を失いつつあります。ターゲットを絞り、適したプロモーションをしなければ、プロダクトの魅力を伝えることはできません。
イノベーター理論を見てわかる通り、プロダクトの成長フェーズによってプロモーションの方法も工夫していく必要があります。自分たちのプロダクトは、どれくらいの普及率なのか意識しながらプロモーションを考えると効果的に市場シェアを獲得できるでしょう。