アイドマ(AIDMA)の法則とは、消費者が商品やサービスのことを知らない状態から商品やサービスを買う・購入するという購買行動を起こすまでの心理プロセスを5段階に分けて表したものを指します。
AIDMAの各プロセスの説明
Attention(注意)
Attentionの段階では、商品やサービスについて知らない、興味のない消費者の注意を引き、商品やサービスのことを知ってもらう段階になります。
たとえば、ダイエット食品、この商品について知らない消費者に対してテレビCMや雑誌の広告、インターネット広告で注意を引いて存在を知ってもらいます。
Interest(興味・関心)
商品を知ってもらえば、次はより商品について詳しく知ってもらい、興味を持ってもらうことが必要になります。
Interestの段階でしっかりと商品やサービスに興味を持ってもらうことで次の段階Desire(欲求)に進むことができます。
Desire(欲求)
商品やサービスに消費者がしっかりと興味・関心を持てば、次の段階、Desireにいたります。
テレビCMや広告で商品のことをより詳しく知った消費者が商品に対して高い評価を抱いた場合、「欲しい」という強い欲求を持つことになります。
Memory(記憶)
そして、欲求が強ければ強いほど、消費者の記憶に深く刻まれ、買い物に出かけたり、インターネットショッピングで商品を見かけた時に記憶がよみがえり、次の段階、Actionへと移行するのです。
Action(購入・行動)
文字通り、商品を購入する、という行動に至るのがActionの段階です。
Attention、Interest、Desire、Memory、これらの段階で適切なアプローチ、マーケティングを仕掛けることができていれば消費者は商品を購入するという行動(Action)に至ることになります。
まとめ
近年では、インターネットの普及など、消費者の生活にも変化が出てきています。
アイドマ(AIDMA)以外にも、インターネットを利用したアイサス(AISAS)、アイシーズ(AISCEAS)、アイデス(AIDEES)など、さまざまな心理プロセス、マーケティングの方法があります。
その中でもアイドマは長い期間使われていて、効果も確認されている基本的な心理プロセスといえます。