クリティカルマスとは、新しい商品やサービスが市場に定着するかどうかを判断する普及率を指します。
1962年、アメリカのエベレット・ロジャーズが自身の著書で提唱したイノベーター理論の中で普及率が16%を超えると新商品、新サービスがそこからは普及率が急上昇して、一気に市場に定着すると定義しました。
そこから、クリティカルマスは普及率が跳ね上がる境界線となる数値を指す言葉になっています。
新商品やサービスが登場した場合、その商品・サービスは市場全体の消費者のうち、イノベーター理論における、「イノベーター」という、層に受け入れられ、その後、「アーリーアダプター」という層が保守的な消費者層にも徐々に普及させていくと言われています。
この時の、「イノベーター」と「アーリーアダプター」という消費者層、グループの市場全体から見た場合の割合が16%なので、普及率16%がクリティカルマスと呼ばれていて、このクリティカルマスに普及率が達してしまえば
その後普及率は一気に跳ね上がると言われています。
まとめ
クリティカルマスの普及率を超えることができた商品やサービスは普及率が急速に増加していき、一気に市場に定着すると考えられるため、非常に重要な指標となります。
市場における消費者の特性に合わせてマーケティング施策を個別検討しつつ、クリティカルマスを参考に、市場における普及度を把握することが一般的な流れであると考えられています。